アンビシャス・ラヴァーズ/グリード

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  AMBITIOUS LOVERS/GREED

ambitious.jpg ここ最近は以前に書き貯めていたオススメアルバムを載せていますが、事前に書いてあった文章に一度目を通して修正を加えたり、まるっきり書き直したりして毎回アップしていて、その作業を、その日にオススメするアルバムを再生機にかけて聴きながらやっているんですね。多分みなさんもご自身のブログでオススメのアルバムを載せる時そうしているんだと思います。で、お目当てのCDを棚から探すわけですよ。その時つい隣にある久しぶりに聴いてないCDにも手を伸ばして、聴いてみちゃったりもするんです。

 今回オススメするアルバムはまさにその隣にあって久しぶりに聴いてみたCDで、聴いているうちについ書きたくなってしまったものです。

 このブログで今までオススメしたアルバムは、自分にとって好きな曲がそのアルバムの中に8割以上あるものしか載せていませんでしたが、今回はアルバム中、2曲しか好きな曲がありません。それでもおススメしたい位好きなアルバムです。

 他の曲も決して悪くなく、嫌いじゃないのですが、このアルバムの冒頭を飾る「COPY ME」と、次に続く「PRIVACY」の2曲のインパクトがあまりにも強烈なので、他の曲がかすんできちゃうんです。

 まずこのグループを紹介しますと、ニューヨークを拠点にした、アート・リンゼイ(ジャケット左)とピーター・シェラー(右)の2人からなるユニットで、そこに多才なゲストが多数参加しています。

 アート・リンゼイは、まともに弾けない(弾かない)ギタリストの中でこれ程誰もが認めるギタリストはいないのではないかと言う位説得力のあるアーティストだと思うのですが、それまでの彼絡みの作品はその表現スタイルから比較的アヴァンギャルドなものがほとんどでした。キーボーディストのピーター・シェラーをパートナーにする事により、それまでのアートには見られなかった、よりポップな方向にここでは仕上がっています。

 で、その強烈な2曲の話をしますが、まずノリがファンクなんですね。そして音数が多くてゴチャゴチャしていてトッ散らかってはいるのですが、それがウマいタイミングで現れては消え、まるで目の前をいろんなモノが通り過ぎていくかの様な感覚で、色鮮やかで気持ちいいんです。そしてポップ。

 こう書くと思い出すのが、スクリッッティ・ポリッティの「キューピッド&サイケ85」なんですけれど、あれも同じ白人の作り出すファンクで、緻密な音の構築で凄いアルバムでした。その音は当時斬新でよく他のアーティスト達にマネされていましたね。ジョージ・マイケルの「Monkey」なんかもろスクリッティ~の「ヒプノタイズ」でしたからね。

 ただ、同じ音数の多さと言っても、スクリッティ~の場合はほとんどがシンセ音なのに対し、アンビシャス~の方はシンセ音やサンプラーもありますけど、ジョン・ゾーンやナナ・ヴァスコンセロス等の“強者”ミュージシャン達も音素材になっていますので、迫力がまたひと味違います。そこにアートのノイジーなギターが、彩りにアクセントを加えます。しつこいようですが、それでポップなんです。

 あと違いを感じるのが、両方のファンクに対する姿勢ですね。スクリッティ~には思い入れを感じますが、アンビシャス~の方はひとつのアイディアって感じですから。

 そもそも上に乗っかる、スクリッティ~のグリーン・ガートサイドと、アンビシャス~のアートのヴォーカルがまるで違うものなので、比較対象にするものではないのかもしれません。

 アートのヴォーカルって、決して上手くないんですけれど、でもコレがあるのとないのとでは曲のクオリティが半減してしまう位、存在感のあるいいヴォーカルなんです。それは味があるともニュアンスがちょっと違うんです。なんかそういう言い方するとブルース・シンガーみたいだし。

 このアルバムには2曲しか好きな曲がないと言いましたが、強いて上げるならば、「Love Overlap」もノリが良くて好きです。坂本龍一の「You Do Me」はこの曲の影響を大きく受けていると思います。でもその前に「Love Overlap」がテリー・ルイス&ジミー・ジャムが プロデュースした頃のジャネット・ジャクソンみたいですけれど。

 このアルバムを今回ファンクと云う観点で話をしましたが、ボサノヴァもやっていたりするので、他にも色々と聴き所はあると思います。ですが、とにかくこの2曲のためだけでもみなさんに聴いてもらいたいです。打ち込み、曲のアレンジ、ミキシングに興味のある人にも聴いてもらいたいですね。scritti.jpg

 あ、あとスクリッッティ・ポリッティの「キューピッド&サイケ85」もかなり完成された作品なのでオススメです。「キューピッド~」は、ファンタスティック・プラスティック・マシーン好きなら割と好きかも。
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コメント
この記事へのコメント
>アライグマランドさん
TBありがとうございます。
来日公演行かれたのですね。
自分は当時、行く程でもないなと思っていたのですが、
もはや存在しないこのユニット、今更ながら行っておくべきだったと後悔しています(泣)
こちらからもTBさせていただきますね。

2005/09/11 13:47
2007/03/16(金) 11:20 | URL | loosecube #-[ 編集]
こんにちは。
コメントありがとうございます。

ピーター・シェラーのソロアルバムとか
かなりよいですよ

2005/09/12 23:13
2007/03/16(金) 11:21 | URL | araigma #-[ 編集]
>アライグマランドさん
コメントありがとうございます。
ピーター・シェラーのソロは、当時から気になってはいましたが、購入していません。今度探してみます。

ピーター・シェラー&アート・リンゼイの
「プリティー・アグリー」は好きなアルバムです

2005/09/13 02:50
2007/03/16(金) 11:21 | URL | loosecube #-[ 編集]
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