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ザ・フライング・リザーズ/ミュージック・ファクアトリー

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  THE FLYING LIZARDS/THE FLYING LIZARDS

flyinglzd.jpg 北アイルランド出身のデヴィッド・カニンガムが、数人のゲストを呼んでレコーディングした「ザ・フライング・リザーズ」の80年にリリースされた1stです。

 美術学校在学時、ダダ・アートに感銘を受けたというデヴィッドは、自らの音楽作品にその要素(失敗や脱線)を色濃く反映させています。

 段ボールをドラムにしたり、その辺にあったものをとりあえず鳴らしてみたり、ろくに弾けもしないギターやピアノを弾き、歌の上手くもない女性に抑揚のない歌を歌わせ、それらの音素材を手頃な録音機でとてもクリアーとは言えない音に収める。こうした「曲作りのプロセスに違った視点を置く(試みをする)」と言ったタイプの音楽はこれまで現代音楽などに多く見られました。ただそれらは聴いていて難解なものが多いのですが、フライング・リザーズがそれらと違うのは、ポップな音楽を目指して作っているため、確かに一見素人の下手な試し事の様に聞こえますが、逆にそれがとても聞き触りの良い馴染み易いサウンドになっています。

 ただいくら段ボールをドラムにしているからと言っても、アルバム全体でそれをやられると聴く側は多分飽きてくると思うのですが、ドラムやベース等に、しっかり演奏の出来るアーティストを招いて録音されているものもあって、それらをダブな音処理に施していたり、またこの1stはそれまでのシングル曲に、新録音を加えた寄せ集め的なアルバムになっているので、バラエティに富んでいて飽きさせません。

 しかし当時ヴァージン・レコードは、よくこんな世間的に見て「商品としての完成度の低い」と思わせる様なアルバム(本当はそんな事ないですよ)をリリースさせたなぁって思ったんですけれど、それなりにヒットしているんですよね。目の付けどころが違うというか、感心させられます。これが(当時の)ヴァージンからリリースされたって云う所も大きいのではないのでしょうか。そう言えばヴァージン・レコードの第1号アルバムは、多重録音で手作り感のある作品、マイク・オールドフィールドの「チューブラー・ベルズ」(映画「エクソシスト」で使われているのでおなじみ)でしたよね。

 ロバート・フリップ、マイケル・ナイマン等がゲストの2ndもオススメ。

 レコード針がスタートラインに位置した途端、いきなりのフライング。(←コレちょっと言ってみたかっただけ)
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