テレックス/LOONEY TUNES

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telexlooneytunes.jpg昨日に引き続き今日も可愛らしい音楽路線を。

 テレックス(TELEX)はベルギーの3人組、ジャズミュージシャンとして既にキャリアのあるマルク・ムーラン(key、作、編曲)と、建築家、写真家、グラフィックデザイナーでもあるミッシェル・モース(Vo、ヴォコーダー)そして、ベルギーで初めてシンセサイザーを購入したと言われるリーダー、ダン・ラックスマン(syn、prog、エンジニア)が78年に結成したテクノ・ポップ・ユニットです。

 ここでオススメするアルバムは88年にリリースされたもので、80年代中期、アート・オヴ・ノイズ(今の時代の人に判り易く説明すると、マリックの登場曲のやつね)の登場により、その面白い使い方からサンプラーという楽器がより多くの人に知れ渡る様になりました。テレックスもこのアルバムでは大幅にサンプリングを導入しているのですが、アート・オヴ・ノイズとはまた違った趣で、人や動物の“声”を多くサンプリングネタに使いとてもファニーで人懐っこいものに仕上げています。

 彼らの音楽はとてもポップでメロディアスなのが特徴の1つなのですが、このアルバムではいつもより比較的メロディーが控えめになっています。なのにメロディアスな印象をここでも受けるのですが、それは人懐っこいサンプリングの使い方に、ちょっとしたメロディーを楽曲の要所に付け加えるバランス感覚の絶妙さによるものです。収録曲の「PEANUTS」は全体的に人の声をパーカッションの様に使っている曲なのですが、キングスレイ(エレクトリカルパレードの曲の人)の「ポップコーン」風の、ピコピコしたメロディーが要所でさらっと入ってくる所なんてまさにそうです。

 アルバムタイトルの「Looney Tunes」は、ちょっとズレた音楽みたいな意味も込めているのでしょうけれど、アメリカのアニメーションのタイトルから引用は明らかです。実際あのアニメのドタバタで痛快な面白感が、このアルバムにも有ります。

 元祖冗談音楽家スパイク・ジョーンズ(映画監督じゃない方)へのオマージュ曲「SPIKE JONES 」なんて曲も有ったりします。

 彼らはシンセサイザーの気持ちいい音の響かせ方をよく知っている人達だと思うのですが、それが決してマニアックさとか、趣味っぽさをひけらかしている風にはみえないんです。それはシンセサイザーだけでなく、ポップソングそのものに対しても愛情を注いでいるのがひしひしと伝わってくるからです。要するに、シンセサイザーをいじるのが楽しくていじっていったらこんな曲が出来ました…というよりかは、ポップソングを創る時、このシンセはどんな音を奏でられるだろう…もしくはこのシンセを使うとどんなポップソングが生まれるだろう…といった所が出発点みたいな。
そういう所から考えると本当の意味でのテクノ“ポップ”というのは、クラフトワークでも、YMOでもなく、テレックスの音楽の事を言うのかもしれません。

>>好きなレコジャケ
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