ピロレーター/ワンダーランド

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  PYROLATOR/PYROLATOR'S WUNDERLAND

pyrolator.jpg 元DAF、そしてドイツのレジデンツとも言われているヘンテコ・アート集団、デア・プランのメンバーでもあるピロレーターの、84年にリリースされた通算3枚目のソロアルバムです。

 1stはアナログシンセサイザーを使ったノイジーな実験音楽、2ndはデア・プランにも似たヘンテコ・テクノポップ路線…と続きましたが、このアルバムでは動物の鳴き声や、日常生活の音などを当時普及し始めたサンプラーを使って、とても可愛らしく作品を作り上げています。
 又、デジタルシンセサイザーのDX-7がもてはやされた当時、ほとんどのミュージシャンはそれをブラスやストリングスなど既成楽器の代用的な使い方をしていた(生演奏の代わりとしてではなく、パートとして)のに対し、彼はここでそれを“シンセサイザー”としてこの楽器の持つ特徴を生かす使い方をしていました(ハイのきらびやかさなどを可愛らしくみせたり)。

 とにかくこのアルバムは全体的に曲が可愛らしく馴染み易さがあるのですが、どこかインチキくささも漂います。こどもが聞いても騙されないぞーみたいな。(まあ、デア・プランの人ですからね)もしかしたらこれはこどものための音楽というよりは、どちらかというと大人達の持っているこども心を呼び起こすために作られた大人のための音楽なのかもしれません。
…って言うか、まあ別に聴く対象を限定して作ったわけではないのかもしれませんが。

 エキゾティック・ミュージックの重鎮、マーティン・デニーのオマージュとして、彼の曲をサンプリングに取り入れたジャングルムード満載の曲もあります。


[ブログ内関連記事]

A.K.クロゾフスキー + ピロレーター/ホーム・テーピング・イズ・キリング・ミュージック

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コメント
この記事へのコメント
御無沙汰しておりました。

そうですね、DX-7流行りましたよね!確か私も所持しておりました。(その次はKORGのM-1を買ったなぁ;)
ピロレーターさんて楽器を持っても、多分「演奏する」つもりはない人ですよね?そんな楽器の使い方してますもんね。
このアルバム、自分は好きかもです(^^)可愛いアルバムを教えてくださり、有り難うございます!

>マーティン・デニーのオマージュ

マーティンぽい曲をYouTubeで教えて頂きましたが、あれがそうですかね♪「おおっ」と思いました。
2011/07/26(火) 21:29 | URL | パイクマン #-[ 編集]
コメントありがとうございます。

DX-7を代表するのFM(音源)シンセは、金属系や、いわゆる「DXエレピ」等のきらびやかなサウンドを得意としていました。ピロレーターはそのきらびやかさをこのアルバムで上手く活かしています。

また彼曰く「知的な実用音楽」をこのアルバムで目指したんだそうな。他のアルバムもいいけれど、やっぱりこのアルバムが僕は彼のソロの中で一番好きですね。ジャケットも好き。

M1も懐かしいシンセですね。いわゆる「PCM音源」「オール・イン・ワン・シンセ」のはしりですよね。

>マーティン・デニーのオマージュ

収録曲の「吊り橋づくり(原題 : Die Hängebrückenbauer)」で、マーティン・デニーの「マチュンバ」をおもいっきりサンプリングネタに使っています。

このCDは2011年7月の現在、在庫が少なく入手困難になっていますが(ディスクユニオンでは取り扱っているみたいです)、日本のキャプテン・トリップで再発の予定ですね。発売日は未定になっていますが。
2011/07/26(火) 23:53 | URL | loosecube #Mz30KDvM[ 編集]
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