マサカー/キリング・タイム

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  MASSACRE/KILLING TIME

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最重要盤!


 マサカーを聴くと、対になるキーワードがいくつか浮かんできます。
構築と崩壊、 既成と 即興 、 緊張と余裕、拘束と自由…
これら2つのキーワードは、各々対極したものばかりですが、そのどちらにも当てはまり、その中間でも無ければ、どちらか一方でもありません。

 マサカーは、元ヘンリー・カウ他のフレッド・フリス(g)、マテリアル他のビル・ラズウェル(b)、スクリッティ・ポリッティ他のフレッド・マー(ds)の3人から成り、ここでオススメするアルバムは、81年にリリースした1stです。

massacre2.jpg  “スリーピースのロック・バンド”と聞くと、ある程度の音楽を聴いている人なら、聴く前に大体のイメージが浮かんでくると思います。
ぜい肉を削ぎ落とした、ストレートな、パワフルで、躍動感のある・・・マサカーはロックバンドとも言えるのでそういった言葉は確かにあてはまるのですが、それだけならば、普通そこに制限と限界を感じてしまう筈。しかし彼らの放つ音には、その制限をも上手く利用し、限界を超えた、既成イメージだけでは予測不可能な、ロックの新しい可能性を見い出しています。ロックは元々そういう自由な音楽だと言う事を改めて感じさせてくれます。

massacre5.jpg マサカーは、“この3人”というのも実は重要です。98年からドラムスが元ディス・ヒートのチャールズ・ヘイワードに代わり2ndやライブ盤をリリースしているのですが、それには何か物足りなさを感じてしまいます。チャールズ・ヘイワードのドラムは、滑らかなストロークがとても気持ち良くて個人的にはフレッド・マーより大好きなのですが、1stにはフリス、ラズウェルと言う“ 熟知”に、マーと言う“未知”(当時18才!)が内在しているのに対し(ここにも対になるキーワードが)、2nd以降には未知というキーワードが存在しないため、完成度は高いのですがそれ以上のものが見えてきません。だからと言ってもしマーがここでドラムを演ったとしても、今や彼も熟知に値するわけだから、1stの様には望めないと思います。これらを踏まえると、アルバム「キリング・タイム」はその時代の彼らだからこそ出来たアルバムだったとも言えるかもしれません。偶然が生んだ必然…あ、ここにも対になるキーワードが。

>>MASSACREの「KILLINGTIME」のリマスター盤を購入して
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2012/11/18(日) | can we beat them?
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