ぽらぽら。

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先日、ミチルロンドというアーティストにちょっと興味あったのでライブを観に行ってきたのですが、そのライブの出演アーティストが皆、いわゆる 打ち込み系の女性アイドルものだったので、これは場違いな所に来てしまったかも…(汗)って一瞬とまどったものの、これが意外にも楽しめました。

その中でも、初めに登場した「ぽらぽら。」が好くて、振り付けしながら歌っている姿に最初はあれ…(汗)と思ったのですが、聴いているうちに、自分好みなシンセの鳴らし方に耳を奪われ、CDで改めて聴いてみたくなり、一枚だけ買って帰り、そのオケのセンスの良さに家で驚嘆しました。すぐさま他の作品も聴いてみたくなり、ネットで試聴し、気が付けば数日後には手に入る他のCDも買ってきて、すっかりぽらぽら。にハマってしまう始末。

音の選び方、並べ方、鳴らし方のセンスがとにかくすばらしい。

~シンセサイザーへの愛情を感じさせるアーティスト~

シンセサイザーの気持ちいい音の鳴らし方を知っているアーティストというのは多く存在しますが、
シンセサイザーへの愛情を感じさせるアーティストというのはそんなに多くありません。(決して愛情を感じさせないアーティストが良くないと言ってるわけではありません。)

これはあくまでも自分の感覚なので、人によっては違って感じるかもしれませんが、自分には、このぽらぽら。もまさにそれを感じさせるアーティストです。

以前、当ブログでベルギーのテレックスのアルバムを紹介した時に書いた自分の文が、まさにこのぽらぽら。にも当てはまるので、そのままここに引用します。

  彼らはシンセサイザーの気持ちいい音の響かせ方をよく知っている人達だと思うのですが、それが決してマニアックさとか、趣味っぽさをひけらかしている風にはみえないんです。それはシンセサイザーだけでなく、ポップソングそのものに対しても愛情を注いでいるのがひしひしと伝わってくるからです。要するに、シンセサイザーをいじるのが楽しくていじっていったらこんな曲が出来ました…というよりかは、ポップソングを創る時、このシンセはどんな音を奏でられるだろう…もしくはこのシンセを使うとどんなポップソングが生まれるだろう…といった所が出発点みたいな。

シンセサイザーへの愛情を感じさせるアーティストは、大抵ポップソングのライティングセンスもいいものなのですが、ぽらぽら。もそれは例外ではありません。

やはり同じシンセサイザーへの愛情を感じさせる“テストパターン”というテクノユニットに「HOPE」という曲があるのですが、これを聴くと、自分が子供の頃近所で何度も足を運んだ筑波科学万博のあのワクワク感を思い起こさせるんですね(筑波博とは直接関係のない曲ですが)。ぽらぽら。の曲を聴いていると、この 「HOPE」の様な同じあのワクワク感がよみがえるんです。





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また、彼女の奏でるシンセサイザーの音の色彩感がとてもきれいな所が、この曲なんかと同じ美しさを感じさせます。

HELLO WORLD:)- Seiji Toda(戸田誠司)





~セルフプロデュース力~

この日のライブに出演したアイドル達が 皆個性的なキャラが立っていたので、こういったライブハウスの様な所で活動するアイドル達というのは、皆セルフプロデュースだったりするのかな?と思ったのです が、皆がみなそういうわけではないみたいで、そんな中、ぽらぽら。は、曲作りから打ち込みから全部彼女一人でやっているそうだから驚きです。彼女のセルフプロデュース力の高さを感じさせます。彼女はどうすれば自分の魅力を引き出せるのか、自分でよく分かっているんだと思います。それは例えば彼女の“歌声”にしても、声の重ね録りなどをしたり、自身の歌声を素材として楽曲に絡ませる(溶け込ませる)のが巧くて、自身の歌声の活かし方をよく知っているんです。

それは喩えるなら、着たい服と似合う服は必ずしも一致するものではありませんが、彼女は着たい服と似合う服が一致している。
似合おうが似合わなかろうが着たい服を着る…それはそれでアリだと思いますし、むしろそうやって自分のモノにしちゃってる(それが本当に好きでそれを信じて 演じてる、なりきっている)アイドルの方が多い様に感じます。でも ぽらぽら。は違います。そこから一歩引いた客観的な目を彼女は持っています。だから、“好き”だけに溺れてはいません。

~おすすめ曲~

おすすめ曲は沢山有りますが、
例えば「HoLoGraM」なんて、カッコいいのなんのって。



電子音で空間を必要以上に埋めつくさず、逆にそこに空間系エフェクトとパンニングで立体感、遠近感を効果的に浮き立たせているんです(ホログラムなだけに)。
この曲を彼女はDS-10(ニンテンドーDSのソフトで、KORGの名器MS-10のヴァーチャルアナログモデリングシンセ)のみで完成させたそうなのですが、これこそまさに前述した

「このシンセを使うとどんなポップソングが生まれるだろう…」

ではないでしょうか。
そんな音像空間にすべて耳を持っていかれそうになりますが、活きた彼女の歌声から放つ歌詞も耳に突き刺さってきます。

「人は前に進もうとするから、悩むんだね」

「失敗して成長してゆくの」

「現実だけが事実じゃない」

そんな刺激的な曲とはまた対照的というか、一聴するとオケがカラオケボックスで鳴っている様なチープさを漂わせるも、コロコロしたパーカッションがリアル・フィッシュの「夜の突起物」の様なカワイらしさのある「そのままで」なんかは80年代の清純派アイドルが歌っていてもおかしくなさそうな懐かしさがあります。例えば、一曲も知りませんが、西村知美とか。これは、YouTubeなどで西村知美を検索して歌を聴いてみると言いたいことが分かってもらえると思います。それとも、これって、もしかしてカヴァー?

また、「Pop!Pop!Pop!」という曲なんかは、スキップしたくなる様な跳ねた気分が音に表れていて、普通ならそれをリズムでやってしまう所を彼女はシンセのピッチやフィルターで跳ねを表現しているのがまたいいんですよ。キラキラやふわふわしたSEが飛び交うのも気持ちいいですし。

他にも、
「Spectram」~「Future Highway」(←この曲順の流れがまたいい!)
「Porarion」
「さららら季節」
「Merry Christmas」
「スキ」
などが、自分の今のお気に入りです。

~セルフマネジメント力~

ぽらぽら。は、調べてみると、結構活動歴が長いんですよね。自分はついこの前まで彼女の存在を知らなかったわけなのですが、それは、長い間知り得るきっかけが少なかったからなんだと思うんです。詳しくは分かりませんが、彼女はテクノポップアイドルのフィールドだけで活動しているのでしょうか?決してアイドルものを軽侮するつもりではありませんが、もしそうだとしたら、これだけのサウンドのクオリティの高さがあるんだから、アイドルのフィールドだけに留まらず、もっといろんなタイプのテクノアーティストと対バンすればもっと多くの音楽好きの耳に届き満足させられるはずだと思うんですけれどね。

なんかもったいない。

自分がこうしてブログで紹介したくなったのも、もっと多くの音楽好きにこの ぽらぽら。を知ってもらいたいからですし。

シンセサイザーの音にうるさい人や良質なポップソングを求めている人の中でもしアイドルものに抵抗を感じているのだとしたら、一度その抵抗を取り払い、ぜひ彼女の音楽に触れてもらいたいです。





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>>ぽらぽら。のファンになって思うこと






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