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Palais Schaumburg LIVE @ 代官山 UNIT(2012.07.07)

ここでは、「Palais Schaumburg LIVE @ 代官山 UNIT(2012.07.07)」 に関する記事を紹介しています。
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~まさかの再結成が続く~

何年か前にジェイムズ・チャンスのコントーションズが来日していてびっくりしたけれど(そういえばその時も代官山UNITだったんですよね)、ここ近年、まさかありえないだろうっていうバンドの再結成に驚かされます。
特に驚いたのがザ・ポップ・グループ。え!メンバー仲が悪かったんじゃなかったの?月日が経てば和解もするものなのですね。
そんな彼らが2011年のサマソニでの来日が決まった時、これは行っておくべきだろうかと悩みましたが、再結成後の現地でのライブ映像がYouTubeに上がっていたのでそれを見てみたら、年老いたメンバーのグダグダな様子にガッカリして行くのをやめました。やはりメンバーが少し仲が悪いくらいの方が緊張感があっていいのかもしれませんね。分かり易い所で言うと、昔のYMOの細野と坂本みたいな(笑)まあ、それでもなんだかんだ言って、生で観たら観たで良かったのかもしれませんが。

そんなザ・ポップ・グループに触発されたのかどうかは分かりませんが、そして今度はまさか!のパレ・シャンブルグの再結成。しかもまさか!の初期メンバーで。ただこれもポップ・グループの例もあったからあまり期待はしない様にしていたのですが、YouTubeに上がっていた現地でのライブ映像を見てみたら、これがまた良かった!
パレシャンってパンクな衝動の中にも知的なクールさを元々持っているので、歳を重ねてきた彼らが今それを演っても違和感がないんですね。

そして…まさか!の来日も発表されて、これは何が何でも行くしかない!…ということで、行ってきました。代官山UNIT。

~いざ、代官山へ~

この日はパレシャンのライブ以外にも他のアーティスト達によるDJセットが組まれていたため、パレシャンの登場は深夜2時から。自分の様な年寄り(苦笑・といっても、石野卓球氏よりは若い)が多いせいなのか、午後11時頃に入った時には、メインフロアには10人もいなかった…(汗) 深夜2時のためにみんな体力を温存してたのだろうか。但しこの日は、千葉の幕張で同じドイツのアーティスト、KRAFTWERKの来日コンサートが行われていたので、その流れでこちらの会場に向かっている人も多かったみたいですね。

深夜0時回る頃にはメインフロアにも人が大分集まり、そんな中、自分はひたすらあと2時間、パレシャンの登場を待ち続けました。ダンスは好きなのでその間DJの回す音に酔いしれて腰を揺らしていても良かったのですが、7年前にオウテカ目当てでエレグラに行った時に、ケン・イシイがアゲてくるDJに調子に乗って踊りまくっていたらオウテカ聴く前に疲れてしまった苦い思い出があるので、あれから7歳も歳を取ったし(っていうか、あれからもう7年も経ったのか…)、さすがに今回は…と大人しくセーブしていました。

~クラブ寄りな音質ながらも異彩ぶりは健在~

そしていよいよ、パレ・シャンブルグの登場!

DJセットがプログラムに沢山組まれていたせいもあるからなのか、フロアの鳴りが低音ズッシリで、ティモのベースがとにかくブイブイ響いて、このバンド特有の、いい意味での“スカスカ感”は薄れていた様な感じがしました。
そんなクラブ寄りな部屋鳴りもフィードバックしたのか、ヒネクレたグルーヴではなく、素直なグルーヴを感じました。
例えば、ラルフのドラム。30年前はもっと抑揚の押さえた、なんていうんだろう…ロービットなダイナミクスとでもいうか…だったり、脱グルーヴ的なグルーヴだったのが、この日のライブではタテにもヨコにも表情豊かな、いわゆるファンクで素直にグルーヴしていました。例えば代表曲「Telefon」で刻むハイハットの違いをYouTubeで聴き比べると明らかです。


30年前の「Telefon」↓





先日大阪で行われた「Telefon」↓





とはいう違いはあったけれど、これはこれで自分は気持ち良くノれたので、満足でした。

そんなノリの中でも音程、音色、音数からの逸脱っぷりは相変わらずだったし、トーマスの放つトランペットに深くフィードバックを掛けて手元でその掛かり具合をコントロールしていたり、ホルガーの手の合図によりヴォーカルにディレイがトリッキーに掛かったりと、そんな所からダブ的雰囲気も漂い、やはり他のバンドのライブではまず味わえることの出来ない異彩ぶりを放っていました。ホント、行って良かったです。
個人的には「Rote Lichter」が好かった。あの曲はスタジオレコーディングヴァージョンよりもライブアレンジの方がいい。

~YouTubeからの情報の共有よる近年のライブの愉しみ方~

それにしてもこんな異質なバンド、ホントみんなよく知っているよなぁ。上記の「Telefon」なんて、メジャーアルバムには入っていない曲だし、シングルはおろか、収録されているミニアルバムだって入手困難なのに、トーマスが電話をかけるゼスチャーをすると、次の曲がそれだと分かってフロアーが盛り上がったし。これもYouTubeのお陰なんですかね。「Telefon」のコール&レスポンスもみんな予習してきたみたいだったし(笑)
この日一番歓声の上がったアンコールの「Wir bauen eine neue Stadt」なんかは、YouTubeが誕生してから割とすぐにPVがアップされていて、興味のある人の間では長い間見られてきてますからね。
YouTubeで試聴してみたらガッカリしてポップ・グループのライブを行かなかった自分の様なネガティヴな例もありますが、
それよりも、YouTubeで情報を共有することによりライブがより楽しめるというポジティヴな方が明らかに多いですね。


~“81”と記された写真集~


下の写真は、会場にて3千円で売っていた、メンバーが持ってきた写真集です。中身は読む所がクレジット以外無く、本当にメンバーの写真ばかり。本の厚さや紙質などから、丁度2年前に出た「YMO×SUKITA」と同じ様な感じです。若干紙質はこちらの方がいいけれど。

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表紙に大きく「81」と記されている通り、写真は全て1981年の彼らだと思われるのですが、前に当ブログで書いたこともあるけれど、間違いなく「1981年」は音楽的に言って激動の年だったと思います。この年に生まれた名盤は数多いです。パレシャンのメジャーデビューアルバムもこの年ですし。
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