風林火山(ネタバレあり)

ここでは、「風林火山(ネタバレあり)」 に関する記事を紹介しています。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
01010030.jpg


自分は時代劇が特別好きなわけではないですし、戦国時代モノに詳しいわけでもありません。そんな自分が大河ドラマの「風林火山」を観だしたのは、Gacktが演じる上杉謙信にちょっと興味をそそられたからでした。彼が謙信を上手く自分のモノにしていたのもさることながら、主役の内野聖陽をはじめとする、他の出演者の演技も素晴らしかったのと、なによりも、脚本の面白さに、すっかりハマってしまいました。

これはドラマですから、史実に全く忠実というわけではないのは当然ですが、史実(伝説)として言い伝えられている要所から、いかに観る者を満足させて(時には夢を見させて)次の要所へ繋げてくれるかが、この手のドラマの面白さだと自分は思っていますから、その点で言っても、毎回本当に満足させてくれました。勿論、ストーリーや演技が飛躍しすぎてしまうとしらけてしまいますので、そこもふまえてです。大河ドラマでこんなにハマったのは、いままでで初めてでした。

fuurin3.jpg


そして今度はなんと舞台で「風林火山」。
武田信玄(晴信。以下、信玄)役を演じた市川亀治郎、そして、信玄の幼少の頃から守役としても務めた重臣、板垣信方の役を演じたJJサニー千葉の演技が生で観れる。ということで、行ってきました。

fuurin2.jpg


みなさんも毎日仕事場などで顔を合わせる人と挨拶を交わすのは習慣だとは思いますが、その相手によって心の中での反応は様々ではないでしょうか。この人は心が和むだとか、この人は威厳があって緊張するだとか、この人は苦手で構えてしまうだとか…その中でも、この人は頼もしいって思わせる人が一人いないでしょうか。自分にとって、大河で板垣信方が画面に登場すると、それと同じ感触を覚えていました。

その板垣が討ち死にした後、今度は信玄がそういう存在に変わりました。最初、亀治郎演じる信玄を観た時は、「え、この人が?」って正直思いましたが、彼のその持ち前の歌舞伎くささが、わざとらしさを通り越して、この人ならではの演技ということで、誰のものでもない、亀治郎の信玄を貫いていて、観ているうちに、次第に納得させられてしまったのです。信玄に限らず、内野の勘助や、Gacktの謙信、谷原章介の今川義元など、従来のイメージを覆すも、それぞれの役作りに納得させられてしまう魅力がこの大河には多くありました。

そんな、大河で見せてくれた板垣と信玄の頼もしさにまた会いたくて観に行ってきました。要は、大河の余韻に浸りたかったんです。ドラマで見せた「あ~ま~りぃ~」とスゴイ顔した信玄が舞台でも観れましたし(舞台では甘利に対しての怒りのシーンはない)、他にも、信玄の弟、信繁による「兄上、よくぞ御決意なされた」の名台詞が生で味わえたり、大河を知っていると楽しめる場面は随所に見られました。信繁、信廉、馬場信春のキャストや音楽も大河と同じというのも魅力でした。

それでも、大河を知らなくても楽しめる所はいくつもあって、信玄、三条夫人、由布姫3人による舞いや、信玄の殺陣、信玄と村上義清による一騎打ち、他にも、馬場信春による、襲名後慣れなくてギクシャクしているシーンがコミカルに演じられたり、大河では出番の少なかった信廉のシーンがあったり、あと何と言っても、駒井役の橋本じゅん(大河では常田 隆永役)が笑いをとるキャラを演じて、場を盛り上げてくれていました。特におかしくて印象に残っているのが、多分、アドリブだったと思うんですけれど、信玄と板垣の前で何度もこけるシーンがあって、そこでポロッと「尾てい骨休暇ください」と漏らした所でした。体張っているなぁ…って(笑)。

でも欲を言えば、板垣の殺陣シーンが見れなかったのは残念でした。村上義清の刺客を斬り捨てるくらいしか無かった様な。また大河の話になってしまいますが、千葉さんって、やることがイチイチカッコいいんですよ。板垣討ち死にのシーンだって、馬から落ちた所に斬りにかかってくる敵を、地面を横にクルッと回りながらかわす様にして、逆に斬ってしまう小ワザがあったり、殺陣ではないけれど、勘助と信玄の初対面のシーンで、勘助が刀を抜こうとした瞬間に、板垣の投げる扇子が勘助の手元を突く所なんか、千葉さんだから絵になりました。

なんだこんなで、大河の話ばかりになってしまいましたが、それだけ大河の想いは強く、それがなければ、今回の舞台も観に行くことがなかったでしょう。ただ、大河で観た亀治郎のその存在感のある演技に興味を持ち、自分にとって敷居の高い歌舞伎ではなく、同じ風林火山の題材で彼の演技が生で観れたという意味では、とてもいい経験でした。表情、発声だけではなく、彼のしぐさ一つが衣装を見せてくれる様な華やかさにも、舞台ならではのダイナミズムが活きていました。一人二役として挑んだ一方の勘助役も、内野とはまた違って、オッサンしていて、味がありました(笑)。

舞台を観終わった後、神田に移動し、ガード下にある「ほうとう家」で、ほうとう(甲斐の郷土料理)をほおばりながら、余韻にひたりました。

houtouya.jpg
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://loosecube.blog94.fc2.com/tb.php/380-cdb22fdf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。