REENTRY - BOYCOTT RHYTHM MACHINE II VERSUS 最終日 (4)

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brmiivrss.jpg【in Lonesome nation】

夜9時20分からは、DVD「BOYCOTT RHYTHM MACHINE II VERSUS 」を、違う視点で捉えた再編集版の映像が上映されました。

出演者のほとんどが海外活動を経験している事から、そこで感じてきたものをインタビューの中からピックアップし、「in Lonesome nation」とタイトルにし、別の切り口で話は進んでいきます。

ナショナリズムを背負わされてしまう事への違和感を感じたり、客観的視点により見えてくる日本の音楽シーンの実情などがそこでは語られています。
例えば、半野喜弘からは、海外では第三国と見なされ、なぜ西洋風の音楽ではなく日本独自の音楽を演らないのかと言われてしまう事へのハンディキャップがあったり、スガ ダイローからは、韓国のジャズは、器用ではないが、発展途上な所に面白さがあるけれど、日本のジャズは、器用で完成されてはいるが、そこで終わった感じがしてしまい、面白さが無いなど。

他のインタビューでは、各アーティストが受けた影響なども語られていました。不破氏は「NO NEW YORK」、 SHUREN氏はシュルレアリズムやダダイズムの影響などがDVD+CDのインナーのプロフィールには記されていますが、それらも本人の口から語られていました。

また、菊地成孔からは、今回半野氏がチャンスオペレーションのカードを用いていた事が話のきっかけで、ジョン・ゾーンの「cobra」の解説があったりもしました。

インタビュー以外の映像では、それぞれの“VERSUS”から、プリ・レコーディングや、OKになるまでの何回ものテイクの映像が盛り込まれています。その流れを見ていくと、あらかじめ用意されていたものを最終的に使わなかったりっていうのもあったり。例えば、壁に映していた高木正勝の用意した映像を、演奏中に彼が「消して下さい」と注文していたり。

今回映像を観てきて、彼らのインタビューで頻繁に出てくる言葉の中で印象に残ったのが「カオティック」なのですが、インプロヴィゼーションを面白くするものは、“カオティック”が一つのキーワードになっているのは間違いないと改めて感じました。

この日は最終日という事もあって、「BOYCOTT RHYTHM MACHINE II」のアウトテイクCDが最後まで観た観客全員に配られました。そのCDの内容は、DVDの最後に演奏されている、REAL BLUE vs AxSxE + 片山智之の15分近くにも渡るフルテイクの音源でした。

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また、今回の上映とは関係ありませんが、サウンド&レコーディングマガジンの2006年9月号(ビョークが表紙)には、今回の“VERSUS”に携わったレコーディングエンジニアから、どの様にマイクをチョイスし、セッティングし、どの様にモニターを返し、どの様にして彼らの瞬間を録音していったかが語られていますので、興味のある方はぜひ読んでみて下さい。

REENTRY - BOYCOTT RHYTHM MACHINE II VERSUS 最終日_<了>
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