布袋寅泰の「秘密」を読む

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布袋氏のこれまでの波乱に満ちた人生を綴った自伝「秘密」を職場の後輩から借りて読みました。

以前BOOWYの所でも書きましたが、自分は学生時代にそれまでギターサウンドそのものは楽曲の一部位にしか興味が無かったのが、「GIGS」の「BAD FEELING」のギターリフを聴いて考えを改めたクチです。そう考えると、自分が一番最初に好きになったギタリストは布袋寅泰と言えるのかもしれません。

最近は彼のソロ作品は聴かなくなってしまいましたが、それでも常に気にはなっていまして、「キル・ビル」などで彼の名前を見付けると、なんか嬉しくなってしまいます。彼ならそれ位の事は成し得てもおかしくないだろうと。それだけ興味のあるアーティストなので、これは読んでみたいと思っていました。

「人生は振り子の様だ」とは良く言ったものです。この本を読み終えてまず浮かんだのはその言葉でした。振り子の揺れが小さければ揺り返しも小さいが、大きければそれだけ反動も大きい。彼の振り子はまさに大きな振幅の繰り返しです。要するに大きな事をやろうとすれば、それだけリスクも大きい。言い方を換えれば、何か大きな事をやろうとするのならばそれだけ大きなリスクは覚悟しろよって言う事です。何のリスクも伴わずに大物になろうったってそうは世の中甘くないと。

ですからここには様々な挫折や苦労話も赤裸々に語られています。確かに成功話ばかりを何の問題も無く淡々と書き立てられても嘘くさいし、本として面白味に欠けるので当然かもしれませんが、身内の事や元カノの事など、普通だったら公に公表したくないだろうって事まで彼は正直に語っているんですね。でもなんかそういう所が彼らしい。熱くて自分に正直に生きてきた彼の性格だからこそきれい事ばかりを並べるのは許せなかったのでしょう。菊地成孔の様なクールで知的なアーティストの書く本も面白いのですが、彼の様に熱くて正直な人間味のある本はこれで、親しみ易を感じさせてくれます。

無断転載、引用禁止と記されているので詳しい内容には触れられませんが、自分の好きなKRAFTWERKやDEVOやウルトラ・ヴォックスやスパークスなどの名前が出てくるのも読んでいて嬉しくなってしまいました。KRAFTWERK好きは前々から知ってはいましたが、あそこまで好きだとは思いませんでしたし。これは自分が前々から思っている事なのですが、KRAFTWERK好きなギタリストは、他には無い独特なギター感覚を持っていると思います。逆にツェッペリン好きのテクノ系アーティストにも同じ様な事が言えると思います。
話を本に戻しますが、対バン等の日本のアーティスト達の横の関係の話も読んでいて面白かったですね。ミュージシャンだけでなく、ギルバート&ジョージや、テリー・ギリアムの名前まで出てくるのも興味津々でした。

あと思ったのが、糟谷さんの様な方が父親だと、子は魅力的な人間に育つんだろうなぁと。まあ、父親と1アーティストの良き理解者とはまた別なのかもしれませんが。

この本を読み終えてから気付いたのですが、発行があの見城氏の「幻冬舎」だったって言う事も何か深いものを感じます。今回布袋氏が執筆するにあたって、見城氏自らの働きかけがあったのでしょうか?あり得なくもないとは思うのですが。
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