ハネムーン・キラーズ/蜜月の殺人者

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  THE HONEYMOON KILLERS/LES TUEURS de la lune de miel

thmnklrs.jpg ベルギーのクラムドディスクより、設立者でもあるアクサク・マブールのマルク・オランデル(key,sax)とヴィンセント・ケニス(b)が、母体となるイヴォン・ヴルマン(vo,g,sax)のバンドと合体、そこに紅一点のヴェロニク・ヴィンセント(vo)も加わり結成されたザ・ハネムーン・キラーズの、82年にリリースされた唯一のフルアルバムです。

 フランス語を言語にしているためフレンチ・ニューウェイヴにも聞こえるこのバンドは、イヴォン ヴォーカルのパンクの様なテンションの高いものからヴェロニク ヴォーカルのフレンチロリータ風なものまで色様々で、エンターテイメント性のあるおちゃらけたポップバンドといった感じです。

 と言ってもただのおちゃらけバンドではなく、そこにはシリアスな方向に行き過ぎる当時のロックに対するアンチテーゼが込められているので、音楽的にはしっかりしていて毒があります。アクサク・マブールの強者2人がいるからにはただのつまらないバンドでは終わりません。

 イヴォン(かジェラルド)のギターにはクセがあって、まるで初期XTCのアンディ・パートリッジの様です。

 マルクの弾く1曲目のオルガンソロなんかは、これまた初期XTCのバリー・アンドリュースや、初期ラウンジ・リザーズのイヴァン・ルーリーに負けない程の狂いっぷりです。

 ヴェロニクの容姿をジャケットなどの写真で見る限りでは決してロリータ風には見えないのですが、彼女は元々モデルで歌手経験が無く、その素人くさくてぎこちない歌がうまい具合にロリータ・ポップ風になってしまっている感じです。

 とても面白いバンドですが、もしかしたらクレプスキュール好きなんかがこれを聞いても安っぽく聞こえてしまうのかもしれませんね。
 

 CD再発に伴ってボーナストラックとしてアクサク・マブールの曲を演奏した当時のライヴテイクが付け加えられているのですがこれがまた面白く、アクサクの頃のチェンバーロックっぽさを残しつつも、キャバレーくさくもあり、ノイジーでもあるという、なんともいかがわしい音でユニークです。

尚、同名のパンクバンドかなんかが存在しますが、このバンドとは全然関係ありません。

 また、このバンドや他の個性的で多国籍なアーティストの作品を数多く輩出するクラムドディスクですが、ここからリリースもしているベル・カントバイクマンさんのブログで紹介していらっしゃいます。
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コメント
この記事へのコメント
25~6年位前に、当時、六本木のインクスティックでミニライブを見たんです。大変懐かしい~
2009/12/31(木) 10:30 | URL | LAMF #-[ 編集]
LAMFさん、はじめまして。

六本木インクスティックの会場自体は自分も行った事があります。それも懐かしいですね。

日本の「さくらさくら」は、この時も演奏されたのでしょうか。

イヴォンが亡くなり再結成は実現不可能になってしまいましたので、貴重ですね。

コメントありがとうございました。
2010/01/02(土) 00:57 | URL | loosecube #Mz30KDvM[ 編集]
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