音楽がいくらあっても足りない。

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海外では注目度の高い自転車ロードレース「ツール・ド・フランス(以下ツール)」も日本ではマイナーなスポーツなため情報を得るのが困難でしたがそれも一昔前の話。今や、インターネットを使ったいろいろな情報提供/共有サービスが次々と生まれ、日本でも多くの情報が得られるようになりました。

今年のツールは13年振りに日本人選手が2人も出場したこともあって日本でも注目度は例年より高かったと思うのですが、昔だったら…例えばF-1なんかがそうでしたが、日本人選手の表情をとらえるためには日本のカメラクルーが現地に向かうくらいしか方法がなかったのが、今では記者会見や出走前、ゴール後のインタビューがすぐさま「YouTube」や「Podcast」などにアップされ、TV放送だけに情報を頼らなくてもよくなりました。むしろTV以外のこれらから情報を得ることで、より楽しくTV観戦が出来相乗効果が生まれています。集団の中で何が起こっているのかTVを観る限りでは伝わりにくかったことも、日本人選手たちの現地からの声がこれらのサービスを通じて我々に教えてくれ、レースへの興味をより深く引込ませてくれました。

今年のツールの注目の一つにかつてツールを7連覇したランス・アームストロングの復帰が上げられたのではないかと思いますが、そんなランスが今大会、今話題の「Twitter」というミニブログのようなものを期間中こまめに書き込んでいたことが我々ツールファンをより楽しませてくれました。
Twitterといえば、最近、イランや新疆ウイグル自治区での暴動で、ネットによって情勢をこと細かく都合の悪いことまで国外に漏れるのを政府が怖れて規制をかける中、そういった網目をくぐり抜け世界に伝えたことにひとつ役に立ったといいます。
そんな影響力のある「Twitter」を使ってランスがレース中につぶやくことにより、我々にじかに声を届けてくれているだけでなく、選手間での心理戦にもなっていたように見え、いろいろ妄想を膨らませられたりもしました。
こういったTwitterでじかに書き込まれしまうのはインタビュアー泣かせだと一瞬思うかもしれませんが、自ら直接発言しているということは自分の都合のいいことしか発言していないわけですから、裏の本音をインタビューで引き出すための参考にもなって逆によかったりするのではないかと思います。

また、毎年ツール・ド・フランスの最終日といえば、パリのシャンゼリゼ通りを周回する様子が夏の風物詩のようにもなっておなじみですが、今回自分はこのコースを「Google ストリートビュー」で追いながらレースを観戦しまして、まるで自分もそこを走っているかのようなちょっとした疑似体験のような気分に浸っていました(笑)。
チュールリー公園の下をくぐるトンネルを抜けるとやがて現れてくるジャンヌ・ダルクの像が、TVだとものすごく大きく見えたりもするのですが、これで見ると意外にそうでもなかったり。



インターネットから生まれるこれらのサービスは、スポーツというジャンルの中でも観戦の仕方が変わってしまうくらいの影響力をもっていることに今年のツールで実感させられました。

[追記]


そういえば、今年のツールは、1ステージだけ無線禁止デーがありました。無線情報により無難なレース運びに陥ってしまうのではなく、かつて無線のなかったレースのように何が起こるか分からないようなエキサイティングな展開を運営側が望んで決めたようなのですが、逆に選手側に反感を買ってしまい、思った効果が得られずこのステージは終わってしまいました。TVの解説で栗村さんが「携帯世代の若者が携帯を取上げられた状態」みたいな風に上手く喩えていましたが、頼るテクノロジーではなく利用するテクノロジーとしてどう上手く取入れていくのかがこれからのスポーツのあり方なんだろうと、このことでつくづく思いました。



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