音楽がいくらあっても足りない。

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今更言うのもなんだけれど、インターネットの普及で、昔に比べて知りたい情報がより早く、多く、詳しく得る様になり、一般の我々が手軽に書き込める掲示板、SNS、そしてこのブログでは、少数が必要としている貴重な情報までも交換し合える様に現在なっています。人間って、基本的には「教えたがり屋」だから、どこそこで起こった/得た情報を次々に書き込み/アップし、価値を分かち合うわけです。

そんな手軽なこれらのツール。便利になったと思う反面、昔より窮屈になったなと思う事もあります。
それはこの前、とあるトークイベントに行った時でした。
昔だったら、放送などのメディアでは語れないオフレコに近いネタやぶっちゃけた話が出来たのがトークイベントだったと思うのですが、今やちょっとした事でもネットに書かれてしまう時代。唯一開放的な場であったここでもヘタな事はもはや言えなくなってしまっているのです。自分が聴きに行った事のあるトークイベントで、コメンテーターが「今日の事はネットに書き込まない様に」と釘を刺していたのをこれまで何度か見た事があります。それでも書かれてしまうわけなのですが…。

これがもしプロのライターなどに書かれるのであれば、(叩く事が目的でなければ)その辺を配慮するからまだいいと思うんですよ。しかし我々の様な素人の場合、言った事そのままを書くのがほとんどだからタチが悪いんです。情報の自由とはいえ、素人が書く場合でもある程度の配慮は必要だと思うんです。

どういう事かというと、そのトークイベントで、とある女性アイドルグループの話題になったんですね。ゲストコメンテーターがそのアイドルの熱烈なファンで、そこにもう一人のゲストコメンテーターが彼に「そのアイドルグループの中で誰が好みなの?」と執拗に絡んできたんです。まあ、対象が女性だと野郎はそういう話が好きですし、その場の雰囲気が盛り上がるのが分っていてそのコメンテーターも訊き始めたと思うから、ここまでで済んでいれば納得がいくのですが、トークが繰り広げられていくうちに、ファンのコメンテーターが、アイドルグループの中の一人を説明する際「一番冴えないコ」って言ったんです。それは明らかに前後の話の流れで「努力してもどうにもならない所を指摘」しての発言でした。結果的ですが、先の別のコメンテーターによる「煽り」が、彼に口を滑らせる発端を作ってしまっていたのです。

これに対して自分は「それはマズいだろう」と思いました。ファンと自称する人が、ファンの対象となるグループの一人をつかまえて、努力してもどうにもならない所に対してネガティヴな発言を、公の場でするものではないと思うからです。飲み屋の席での世間話だったら分るんです。大袈裟かもしれませんが、たとえそのコ自体のファンじゃないとしても、その一言がネットで拡がり、万が一本人の耳に届いたとして、精神的に落ち込ませ、グループ解散の危機にまで追い込んでしまう可能性だって全く無いとは言い切れません。それくらい、今のネットの影響力は警戒する必要があると思います。これがもしそのグループのファンでない人であれば、「そんな事で潰れる様じゃ、元々向いていなかったんだよ」で済むかもしれませんが、ファンがそれをやってはいけません。逆に彼女達を守らなければ。

で、これがまたこのイベントを聴きにきていた人が自身のブログでその発言をそのまま書いていたんですよ。でもこれはもはやしょうがないなと。その人がそのグループのファンでもなんでもなければ「なんでそんな事まで気を遣ってブログ書かなきゃいけないんだ」になるからです。ただ自分だったら、そのグループのファンだろうがなかろうが、そんな事までブログに書こうとは思いませんけれど。

事細かくブログに書き連ねるは、価値の分る者の間で価値を分かち合うため、現場の雰囲気を少しでも感じてもらいたいがための想いも込められやしましょう。されど、素人の書く事が故、誤った解釈に導く恐れがそこにはあるやもしれません。ならば素人とて、公の場に書くは、慎重を期すが心得るのが肝要かと。いやいや、気楽に書くのを良からぬ事と申しているのではございませぬ。車を運転するのに、安全運転を心掛けるのと同じ事にございまする。

「風林火山」を観ていたら、言葉が変になりもうした…。言い回しがデタラメである事は承知の上、ツッコミはご無用にございまする。

みなさん、よいお年を。
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D-DAYの過去の音源を集めたCD「CROSSED FINGERS」も早速聴いてみました。「KI・RA・I」や「Peaches」等、いくつか気に入った曲はあるのですが、これがもし自分にとってのD-DAY(川喜多)作品初体験だとしたら、なるほどね程度で満足してしまい、他の作品も聴いてみたいとまでは思わなかったかもしれません。そうだとしたら、「SEED CAKES」「Seed Cakes with icing」を聴くチャンスをそこで失っていたかもしれなかったわけですから、自分にとっては聴く順序がうまくいった事になりますね。

現在のD-DAY(川喜多美子)には過去のD-DAY作品をリメイクしている曲も数多くありますが、「Sweet Sultan」「DUST」「Float a Boat」辺りは過去のヴァージョンにも独特な雰囲気が漂っていていいとは思うものの、現在のアレンジの方が好みです。旦那様でもある成田忍のアレンジは、彼女の持つ現在(いま)の魅力を充分に引立たせています。過去の曲も、「今風のアレンジ」という意味ではなく、現在(いま)の曲として見事なまでに生まれ変わらせています。そもそも自分は成田氏のファンだから、音が好みなのでそう思ってしまう所もあるんですけれどね。

そして彼女の歌声も現在の方に魅力を感じます。彼女の歌声を聴くと「守ってもらいたい」気持ちにさせられるなどとこっ恥ずかしい事をこの前言いましたが、例えば「Float a Boat」「Sweet Sultan」「失くした遊園地」などの新旧ヴァージョンを聴き比べてみても、歌詞の内容関係なく、彼女の歌声に感じるその“優しさ”から、母親の歌う子守唄の様に自分には聞こえてしまうんです。この辺は、彼女自身が母親になった事もやはり影響しているのではないかと思ってしまいます。もしかしたら昔からのD-DAYファンにとっては、彼女の歌声は不変なものとして響く(変わらないでいてくれる)のかもしれませんが、少なくとも、過去を知らなかった自分には違いを感じました。同じヴォーカリストなんだから本質的なものは変わりはしませんが。

先に述べました「聴く順序がうまくいった」の話で、お気に入りの音楽にめぐり逢うチャンスに「タイミング」は重要だなってつくづく思う時があって、例えば、大好きなアルバムがあったとして、それを20年前の自分に聴かせてもはたして好いと思ったかどうかとか、逆に、20年前に聴いていれば間違いなく好きであったであろう作品を、今の自分が聴いても今更に思ってしまうものもあったり。それは、たとえ作品そのものが時代/世代を超えた名盤だとしても、個人の成長過程の通過点にうまくハマらなければ、心は動かされないからなんですよね。何かに夢中になっていると自然とそこに人が集まる様に、好きな音楽を追い求めていると、相手の方から自然とやってきたりもしますよね。言わばこれもタイミングが招いた事。タイミングを問わず必然的にめぐり逢える音楽っていうのも中にはありますが、そんなのはごく稀だと思います。結果これは必然だったと思えてしまう様なものでも、結局それもタイミングが良かったからだったりしますし。

気になるアーティストの作品が膨大で、しかも作品毎に作風が異なるとなると、どれから手を付けたらいいのか判らなくなる時って皆さんにもあると思います。その先に気に入るであろう作品が待っていたとしても「入り口」を誤るとそこで興味を失ってしまい辿り着けなくなるかもしれないわけですから。「入り口」が「第一印象」みたいなものですよね。自分だったら例えば…「ポリリズム」を聴いてPerfumeに最近ハマりましたが、これが新曲の「Baby cruising Love」を先に聴いていたら、多分素通りしていたと思います。よくよく聴くとそれも好みであったとしても。これとはまた別で、リアルタイムではありませんが、自分はP-MODELは1stから入ったんですね。しかしハマったのはそれではなく3rdを聴いてからでした。だったら3rdを最初に聴いていればすんなり入れたのかというと、まあ、そうだったかもしれませんが、もしかしたら、1stや2ndとのギャップを感じられた事も大きかったのかなとも思うので、1stから入ったのも、そこで興味を失わなかった限り、あながち間違いではなかったかなと。

そういった「タイミング」や「順序」も、好きな音楽にめぐり逢う時に重要だったりするなぁと今回D-DAYを聴いてみて改めて感じました。

そういった意味では、音楽との出会いって、人との出会いに似ている所もありますよね。

【ブログ内関連記事】

>>今更ながら川喜多美子の美声に惹かれました。



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今回は、覚えているMCの内容をザーっと書き並べます。

昨日(26日)の横浜STOMY MONDAYには楽屋がないから外で待機してたんだけれど、寒い所から急に暖かい所に入ったからボーっとしちゃった。(ナスノ)

ジロキチでは学生の頃から叩いているから20年くらい経ちます。その頃から今の店長はいました。(佐野)

「unbeltipo trio」と呼ぶのもめんどうだから来年から「unbeltipo」にしちゃおうかな。でも、そもそもはトリオでも「unbeltipo」だった。トリオ演奏と分る様に「unbeltipo [trio]」にしていたのが、いつの間にか「unbeltipo trio」に表記される様になってしまい、そのまま呼ぶ様になった。(今堀)

「unbeltipo」はイタリア語だけれど「一人ティポ」という意味ではなく、本当は「妙な奴」という意味。(今堀)

最近、映画「ALWAYS~続・3丁目の夕日」を観て泣いた。上映始まって30分くらいで泣いてしまって、鼻をすすっていたら、前の席の人に睨まれた。(ナスノ)

pasmoが嫌い。どこそこと調べてキップを買うからいいんだ。残り何10円とかになったらチャージしなくちゃいけないのが、ずっと縛られている感じがして嫌だ。(ナスノ)

ライブアルバムはミックスも終わっているが、収録時間が1分30秒くらい漏れてしまっていて、2枚組にはしたくないからどうするか検討中。来年にツアーをやる頃には販売したい。(今堀)

(曲を書く時何を考えてるかの客席からの質問に)頭が空っぽですね。(今堀)

何も考えていないからタチが悪い。(ナスノ)

佐野とナスノ両氏のどちらが大変な想いをしているかの言い合いに…

佐野っちは最後にはきっちりと決めてくるから好き(ナスノ)

ナスノ君も早々譜面を外すのだからさすが(今堀)

こんな難しい譜面を覚えるなんてそんなムダな…(笑)(佐野)

他にも佐野氏の犬の散歩の話などもありましたが、詳しい内容はちょっと忘れてしまいました。

最後にちょっとだけ自分の感想を。

今堀、ナスノ両氏によるエフェクターをコントロールしてのSEの掛け合いは、まるで宇宙人と交信しているかの様でした(笑)

新曲の「UBT 19」はさらにわけのわかんない曲でした(笑)。

都内でやるウンベルティポ・トリオのライブ会場は、やっぱりジロキチが好きですね。程良い音の跳ね返り具合がいいです。もっといろんなライヴ会場(ハコ)でこのトリオの演奏(の鳴り)を聴いてみたいです。
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先日行われた4-D Elementsのクリスマスライブの会場で購入した川喜多美子のミニアルバム「SEED CAKES」「Seed Cakes with icing」の2枚を聴いて、今更ながら彼女の歌声に惹かれてしまいました。

自分はD-DAYの存在は知っていても、これまで聴くタイミングをずっと逃していました。
自分の元奥さんがかつてのD-DAYを聴いた事があったので、「どうなの?」って訊いてみた事があるのですが、「(loosecube君は)あまり好きじゃないかも」って返ってきたので、そのまま聴かないでいました。っていうのも、自分は女性ヴォーカリストものにあまり魅力を感じる方ではないので(戸川純とか野宮真貴とか矢野顕子とか別に好きじゃないし)彼女はそれを知ってそう応えたんだと思います。(あ、でも自分の元奥さんがヴォーカルを担当していたアマチュアバンドはフォロー抜きで大好きです。)という事もあって、あまり期待せずに今回購入してみたのですが、これが大当たりでした。

自分は80年代の全盛期のD-DAYを未だ聴いてないので、それを前提に自分が思った事を以下では書きます。過去の作品をちゃんと聴いてから書いても良かったのですが、こういう状態での印象を書くのも面白いかなと。なので勘違いだらけだとは思いますが、お許し下さい。

彼女の歌声には天性の魅力があります。その甘い歌声は“おさな声”とも言えると思うのですが、これが最近流行りの「萌え」にある媚びたのとは違います。声はおさなくも成熟した大人の“優しさ”。「全てを受け入れてくれる」の優しさ。いい歳したおっさんがこんな事言うのもマザコンみたいで気持ち悪いけれど、おさな声を聞くとそこに「守ってあげたい」という気持ちが芽生えてくると思うのですが、彼女の声は逆に「守ってもらいたい」という気持ちにどこかさせられます。これは歌詞の内容云々関係なく。もしかしたらこれは彼女にお子さんがいらっしゃるのも理由にあるのかもしれません。彼女のブログでは、手作りお弁当などがアップされていたりもして、お母さん振りがうかがえて微笑ましいのですが、そういった情報が自分の中で先入観となってそう思えてしまう所もあるのかもしれませんが。

旦那様の成田忍の創るオケも素晴らしいですね。ここも自分がハマった大きな理由の一つです。彼の奏でるギターと電子音が彼女の歌を優しく包み込むかの様です。ちょっと古くささを感じさせる所もあるけれど、中にはアイスランドのMUM(ムーム)なんかを思わせる曲もあったり。全曲ホントに好いです。「BAKI MIX」はまあ、シャレという事で…(笑)。

hvnlybl.jpgそれで早速、翌日にD-DAYの新作「Heavenly Blue」を購入してきたのですが、こちらは上記2作品程ハマらなかったんですよね。同じ成田オケでもあるのに。なんでだろう。昔から確立された「D-DAY」としてのイメージがあって、そこから逸脱しているか、していないかの違いでもあるんでしょうか。でも先に述べた2作品は全曲過去のD-DAY作品のリメイクなんですけれどね。
でもそんなD-DAY新作の中でも「MEMORY」には心掴まれました。歌詞の世界は切ないのに爽やかに歌う。オケも妙に爽やか。「Memory…」と繰り返され、なんでそんなにも爽やかに歌えるの?…って、そこに涙を誘われてしまいます。この感覚、ちょっと近いなと思ったのが、ジョイ・ディヴィジョンの「LOVE WILL TEAR US APART」でした。あれも悲しい曲なのにノリが妙に爽やかなんですよね。過去のD-DAYヴァージョンの「MEMORY」もぜひ聴いてみたいです。

というわけで、そんな女性ヴォーカルものにあまり魅力を感じない自分が(それまで自分が好きだった女性の“歌声”といえばHACOくらいなものでした)これだけハマったくらいなんだから、女性ヴォーカルが好きな方でまだ彼女の歌を聴いた事がなければ、聴けば尚更ハマると思いますよ、きっと。彼女の歌は決して過去のものではなく、こうして自分が引き込まれた様に、現在でも充分心を掴むだけの魅力を持っています。

だから、自分の様な乗り遅れた者のためにも、ぜひライヴを続けて欲しいです。

こんな年を越す一週間前になっても好きな音楽にめぐり逢えるなんて…

写真は、先日の4-D Elementsのクリスマスライヴで用意された、川喜田美子さんお手製のケーキです。

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写真はチョコ味ですが、バナナ味も凄く美味しかったー。


【ブログ内関連記事】
>>好きな音楽に出会う「タイミング」



結局、22日におこなわれた新谷良子の新譜発売記念トーク&ミニライブに自分は観に行ける事になったのですが、そこで初公開された「Wonderful World」のPVを観て思った事だけ一つ。

新宿副都心の高層ビル街の絵がドーンと出て終わるのが印象的なのですが、あの街についてこの前紹介した本を読みながらなるほどなぁと思ったのが、要するにあそこは、(ほとんど)オフィスとしてしか機能しない、取り残された、隔離された街なんだなぁと。そんなあの街の絵を最後に持って来たのにはどういう意味が込められているのだろう?閉塞感?いや、そんなネガティヴな歌ではないと思うし…皮肉?…そんな政治性が込められているってわけでもないし…彼女の日記にはよく新宿が出てくるので、生活空間の中でいつも目に入る光景をただ持ってきたって事なのかな?…それとも、椎名林檎(新宿系)の影響?

閉塞感といえば、PV内で彼女がヘッドフォンに耳を当てるシーンもあるのですが、ヘッドフォンって、外からの情報(コミュニケーション)を遮断するイメージを個人的には持っているので、これも閉塞感につい繋げてしまいそうになるけれど、ヘッドフォンはパーソナルなアイティムだから、あれはきっと、内に秘めた声に耳を傾けるっていう事なんですよね…多分…勘違いかな…?
歴代P-MODELドラマーの中で一番好きな荒木康弘。なくせに一度も生で体感した事が無かった自分。

そんなわけで、この日をとても楽しみにしていた横川+荒木デュオ。

客席には成田、岩下の4-D仲間や、ライオン・メリイなどの顔ぶれも。

荒木氏はスーツ姿で登場。勤務先からそのまま会場に駆けつけたかの様相。

横川氏はエレキヴァイオリンとサイレントギターを交互に操り、それらをヴォーカルマイクと共に自身のPCに取り込みリアルタイムで変調していく。「いろんな音が出るんだよね、これが」(横川)

幻覚的に音の表情を変えていく横川ヴァイオリンに、一音一音確かめるかの様に叩き始める荒木のドラムが絡む。

ヴォーカルマイクをバスドラムの上に載せ、そこから拾う荒木のドラミングを横川PCがリアルタイムに操り、トリップ感漂うリズムの音波が会場を包む。

幻覚的な音の渦に、聞き覚えのあるフレーズが横川ギターから輪郭の様に姿を現す「五月のブギウギ」。

終始満足気な表情の荒木氏。

でもまだ演れそうな雰囲気もあっただけに、より躍進して行きそうだった荒木ドラムをもっと聴いていたかった。

とりあえず、生で荒木ドラムを体験出来た事に満足。
夕方頃に秋葉原の「ゲーマーズ」に着いたら、既に新谷良子手渡し会参加券配布が終了していました(泣)
せっかく会えるのを楽しみにしてたのに…話しかける内容も考えてきたのに…この日履いていく事に決めていた白いズボンも漂白までしたのに(笑)…22日のトーク&ミニライブは自分は仕事で行けないからこの日にかけていたのに…

とりあえず新譜「Wonderful World」を購入し、肩を落としながら秋葉原をあとにしました…

早速帰宅して新譜をプレイヤーに掛ける事に。

たっきぃのドラム…ダメだ…苦手だ…「がんばっちゃってます」なドラムが。楽曲に必要なテクニックなんだろうか。必要だからそう叩いてるんですよね…きっと。でも自分には、新谷良子の庭を使ってプレイヤーのエゴで叩いているようにしか聞こえません。例えば、今作で自分は「ルーフトップ」が最初に気に入ったんですけれど、ギターやベースが凄くいい味出しているのに、ドラムはもう少し手数を押さえればいいのにって思ってしまいます。そもそも自分は「ロストシンフォニー」を聴いた時からこれは思っていました。ただとても評価の高い曲だから、自分が良さが分からないだけなんだろうと思って黙っていました。今回のアルバムは全体的にそういうドラムなんですけれど、これが例えば「ハリケーンミキサー」のような曲でそういうテクニックを発揮をするのは解るんですよ。そうやって曲を選んで手数は入れた方が、メリハリがあって逆に個々が活きると思うんですけれどね。なんなんでしょう…全体的に「沸き上がる衝動」として表現しているのでしょうか?凄いお方なのは判るのですが。

それに対してみっちゃん(でいいんだっけ?)のベースは気持ち良くてカッコいいですね。例えば、これまた「ルーフトップ」での、ふらふら落ちていくベースなんかを聴くと、そこから「彷徨い」や「やるせなさ」を感じさせられます。

りょーこさん作詞の「snow drop」で聞こえる「天国への階段」のようなメロトロン風な音が物悲しさを演出していていいですね。途中でいきなり入るエモなギターもどうにもならない現実を感情的に訴えているかの様でいいです。

彼女がよく口にする「とーしんだい」、これにはいろんな意味が込められていると思いますが、「無理をして見失わない」「背伸びをしない」もそこには含まれていると思います。アルバムを通して聴いてみて、彼女が今現在表現出来る事、やれる事が無理無く充分発揮されていると感じました。

まだ今日買って来て3、4ループしかしていないのでこれくらいの感想しか言えませんが、これから聴き込んでくると段々いろんないい所が見えてくるとは思います。

その頃には自分にもたっきぃのドラムに対して免疫が付くかな?

[追記](12.20)


何度も聴いてみて、あの手数の多いドラムに何の意味があるのか、自分なりに考えてみました。
1st~3rdって、歌以外でも楽しめる、随所にいろんな音の“仕掛け”が施されていると思うのですが、今作はストレートでダイレクトなバンドサウンドがいつもよりも前面に出ている分、ドラムの手数がその“仕掛け”になっているのかなぁと。

それにしてもタイトルチューンの「Wonderful World」はやっぱりいいですね。自分は今回、アルバムをリリースするとだけの情報以外、いっさいの前評判を耳に入れていなかったため、タイトルとジャケのイメージから、もっとメルヘンチックなものを想像していたので、いきなりダイレクトなロックできたから、その意外性にやられました。サビで転調する所なんか気持ちいいですね。ラップ調の所でうねるベースと、そこ以外でのメリハリのある弾きっぷりもカッコイイ。それにしてもこんな1曲の中で様々に展開する曲(おなじみのR・O・N君マジック)を良子さんは巧みに歌いこなして凄いよなぁ。これが彼女にとって仕事の一部(本業は声優なわけでしょ)なんだから驚きですよ。

今作は3月のライブの時の新生PBBで全面レコーディングしている様なのですが、以前の和気あいあいな雰囲気とは打って変わって、ストイックなイメージを感じさせます。演奏自体がそうではなくて。

[追記]2008.1.08


以前紹介した本のラジオ番組のポッドキャストを聴いていたら、シブヤ(渋谷)が舞台のニンテンドーDS用ゲームソフト「すばらしきこのせかい」のサントラから「オワリハジマリ」という曲が紹介されていたんですね。自分はゲームをやらないからこのゲームの事は全然知りませんでしたが、今回のアルバムはこのゲームソフトから影響を受けているのでしょうか?
先週行われたイベント「POP2*0ナイト」で初公開されたゲストの戸田誠司による初音ミクを使った楽曲「馬と蝶」がYouTubeに上がっていましたので貼りました。



タナカカツキによる映像がこれまた素晴らしく、月並みな言葉しか思い付かなくて申し訳ないのですが、まるで万華鏡のような美しさです。スキップする女の子のシルエットが…って、事細かく説明するのはよしましょう。

ホント素晴らしいので、とにかく聴いて観てみて下さい!

動画が上がっている事を教えてくれた310さんには感謝します。


「POP2*0」でもこの動画が貼られていますね。先週のイベントの事もそこに書かれているのですが、田中氏の一番好きなPerfumeの曲は「ビタミンドロップ」ではなく実は「ファンデーション」だとそこに記されているんですね。田中氏だったら「ファンデーション」が好きなんじゃないかなぁって自分も当日思っていたんですよ。なんだその事もこの前のエントリーに書いておけば良かった。今更ここで書いても「読んでから後で思ったんじゃないの?」って思われそうで悔しい(笑)。因に「ビタミンドロップ」は個人的にはDEVOに似ていると思います。それとこの曲、キーが低くて歌い辛そうですよね。
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【吉田達也+外山 明 drum duo 2007.7.8 shibuya o-nest】(写真左)


両雄のファンと言っておきながら恥ずかしくも「アライグマランド」でaraigmaさんに教えてもらうまでこの「夢の共演」が発売されている事を知らず、翌日高円寺の円盤まで買いに行ってきました。

今度はstym.jpg  と  ttsy.jpg

のデュオですよ。しかもDVD。映像付きです。


収録されたこの日のライヴは、自分は前日に京都まで違うライヴを観に行っていたので、間に合わなくて観に行けなかったやつなんですよね。

「マニタツ」でも思いましたが、モクモクと煙が立つギャグアニメのケンカのシーンで流れるドラムソロみたいですね(笑)。演奏が終わってから外山氏が「仲が悪いわけではありません」ってコメントしているし。

だけど「ドラムバトル」っていうのとは違うんですよ。緊張感漂うとも違う。なんて言うんだろう…ドラムという“言語”で会話が盛り上がってそのまま意気投合しながらお互い突っ走ってるっていうんでしょうか。「おーいいねーそれ」みたいな。当日ライヴを観に行った知人に感想を聞いて「笑えた」と言っていたのが、これで解りました。

外山氏は昔マニさんともドラム共演した事がありましたが、その時は「マニタツ」やこのライヴDVDの様な「ギャグアニメのケンカ」とは思わなかったから、もしかしたら吉田達也が加わるとなんでもそうなってしまうのかもしれませんね(笑)。吉田氏って、相手がドラムに関わらず、共演すると自ら先導的な役割に立ってしまう気質があるんでしょうね。それに対して外山氏は、相手の様子をうかがいながら音を出していく感じですね。相手の目を見て、相手の言葉に耳を傾けて“会話”している感じ。

長過ぎず短過ぎずの尺もいいですね。何度も繰り返し観れ(聴け)ちゃいます。


【C-SCHULZ&F.X.RANDOMIZ/DAS OHR AM GLEIS】(写真右)

ウチのブログのF.X.Randomizのエントリーのコメント欄ponponponingさんから新作が出ている事を教えてもらって、渋谷のタワレコで買ってきました。

自分は2000年のマウス・オン・マーズ来日公演の前座でのF.X.の刺激的な音を耳にしてから、彼の新作が待ち遠しくてたまらないのですが、彼は97年にアルバムを出して以来、ソロ名義ではアルバムを出していません。どんだけ待たせんだか…
今回もソロではなく、C-SCHULZとのコラボモノです。

鉄道のフィールドレコーディングに程良い電子音が絡み緩やかにエディットされたアンビエントなサウンドです。
拾ってきた音は現地ドイツではおなじみな路線からなのでしょうか?鉄ちゃん(鉄道マニア)にはたまらないのかも。
F.X.ソロの様なセンスのいい刺激的な電子音はここでは期待出来ませんが、インダストリアルミュージックのような気持ち良さがあって、思っていたよりは結構好かったです。

ディスクを裏面にするとDVDの5.1chサラウンドのシステムで音が楽しめる仕様にもなっているのですが、ウチにはそのシステムが無いので聴けません(泣)
鉄道現場の雰囲気が味わえるリアルなサラウンドなのか、それとも鉄道音を使って異空間のサラウンドに仕上げているのか、気になる所です。いつか聴ける様、5.1の購入を検討するか…


今回この2作品を自分はブログを通して情報を得たわけですが、昔だったらこんな事ありえませんでしたよね。araigmaさんとponponponingさんには感謝です。
2007年の世相を表す「今年の漢字」に「偽」が選ばれたと昨日のニュースで発表されていましたが、

それを聞いて自分は、このレコジャケが頭に浮かんだのは言うまでもありません。

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どこかよそでも、同じ事思って書いている人いるんだろうなぁ。
8月に「Pheasantism」発売ツアーが行われた後しばらくライヴが無く待ち遠しい日々を過ごしてきましたが、いよいよウンベルティポ・トリオが今月ツアー再開です。

はたして今回、新曲の披露はあるのでしょうか?
ウンベルティポ・トリオのライヴは毎回休憩をはさんで2部に分け、2部のアタマに新曲か、最近あまり演らない曲を披露することが多いので、今のところ新曲にあたる「UBT 18」がもし今回のライヴで1部に現れたら、新曲披露の可能性があるかもしれませんね。

その「UBT 18」ですが、昨年デュオCDをリリースしたことが頭にあるせいなのか、吉田達也の影響がある気がしてしまいます。この曲にそのまま吉田ヴォイスを加えても見事マッチするんじゃないかと思うくらい。

とまあ、勝手にいろいろとイメージを膨らませていますけれども、師走なだけあって今回観に行けるかどうか実は微妙なんですよね。なんだかんだ言って行けるかもしれないんですけれど。

勝手ついでに、ツアー直前ということで、前にいただいたコメントのレスと重複になってしまいますが、ウンベルティポの曲から「D.V.Bleach(以下Dブリ)」の話を今回はしてみようと思います。

「Dブリ」はウンベルティポの2nd「Joujoushka」に収録されている曲です。
この曲はウンベルティポの中では(あくまでも)“比較的”キャッチーな曲で、初めてウンベルティポ・トリオのライヴを聴きに来た人の心を掴む、入り口のような重要な曲だからレパートリーには外せないと勝手に思っていたんですね。しかし今年の7月のライヴだったと思うんですけれど、演らなかったんです。おそらくメンバーはもう「Dブリ」には飽きてしまっているのだろうとその時は思ったのですが、8月のライヴでナスノさんが「ホッとして演れる曲」とMCしていたのを聞いて、あぁもしかしてメンバーは別にこの曲に飽きたわけではなくて、ウンベルティポ・トリオの中で消化(進化)しきってしまったんだって思ったんです。

ウンベルティポ・トリオで演奏される曲は、ライヴの度に変化/進化していくように感じられると前に話したことがあります。例えば、「Dブリ」と同じくらい演奏頻度の高い「Method of Panic」なんかは、浮遊感漂わせる時もあれば、ブルース風だったり、スウィング掛かっていたり(←いまココ)と様々に変化してきています。
そのような変化/進化を「Dブリ」で振り返ってみた時に、自分が観に行った中であれがいちばん凄かった(ピークだったのか)なぁと思うのが、去年、2006年の何月かは忘れましたが、高円寺JIROKICHIでの演奏でした。

その日の「Dブリ」は途中で今堀氏のギターが予想だにしないタイミングのズレ(暴走)を始めたんですね。ヘタしたらそこで混乱を招き収拾のつかない状態に陥る所でもあるのですが(ただでさえわけの分らない音楽なのに)、戸惑う様子は一瞬見せるものの、逆に起爆剤となったのかアグレッシヴな方向に向かっていったんです。一旦テンポが落ちた所で呼吸を整えるも、またテンポが上がるとそのままテンションも上がり、多少のグダグダ感もあったとは思いますが(そこもまた好かったり)、一気に駆け抜けるようなドライブ感と、思わず笑ってしまう様ないつも以上の演奏の凄まじさを見せたんです。そのくらいこの日の「Dブリ」にはインパクトがありました。そもそもきっかけを生んだ今堀氏のギターのズレは、トリオとしての場数から、カオスにハマった方が面白い方向に向かうだろうと見込んでの、わざと投下した爆弾だったのかもしれません。

そう比べてみると最近の「Dブリ」はキレイにまとまっている様な気もしてきます。いや、それでも凄まじさはあるのですが。

さて、そんな「Dブリ」は、はたして今回のツアーで演奏されるのでしょうか?
ワクワクしながらその時を待ちたいと思います。
当日会場に置いてあった「初音ミク」のチラシ。秋葉原に行けばどこにでもあるチラシなんでしょうけれど。

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2日目のイベントの締め括りは、11月に行われた時と同じく「初音ミク」に代表する合成人声テクノロジーのルーツを振り返る内容でしたが、トークも含めて11月の時とそんなに違いはありませんでした。その中でも今回興味深かったコメントをいくつかあげます。

「初音ミクが良かった(売れた)のは、ロボ声ではないからだと思う」(戸田)

「ここ数ヶ月で、初音ミクを使ったユーザーのアップするオリジナル曲にもクオリティーの高いものが出てきている」(津田)

「ネットだからこれを聴く人が多くいるけれど、これが市販のCDとかになった場合、
はたして飛びつくのかどうか。そこが一つの壁にもなっているかもしれない」(ばるぼらの言葉を借りた津田)

「プロミュージシャン達が沈黙を守っているのは、萌え声に抵抗があるのではなく、使ってみたいと思わせる好みの声が登場していないからなのではないだろうか」(戸田)


そしてこの日の目玉として、初音ミクに続くボーカロイドの新キャラクター「鏡音リン&レン」のデモ音声が本邦初公開で聴けることに。
…といっても、ミクとの輪唱が数秒流れただけで、あまりよく分りませんでした(笑) ただ、僅かなレンの声を聴いてみて、ウィーン少年合唱団の様な天使の歌声のような使い方をすると面白いかもってちょっと思いました。

そしてこの日もう一つ嬉しいプレゼント音源が。ゲストの戸田氏による初音ミクを使ったオリジナル曲がタナカカツキの映像付きで披露されました。映像も曲にマッチしていて素敵でしたが、やっぱりプロミュージシャンが扱うと違うなぁ~としみじみ思ったのが、ミクをフィーチャーというよりは、楽曲の一部の様に扱っているのですが、それがミクの個性の強さに負けてしまうからちょっとだけ取り入れるっていうのとは違って、逆に活きた扱い方をしていて、他の音と上手く溶け込んだ、幻想的な素晴らしい曲だったことです。さすがは古くから合成人声を音楽に取り入れている戸田さん。ぜひこの曲をウェブに公開してより多くの人に聴いて(観て)もらいたいものです。

ここ最近自分が初音ミクで思ったことを一つ。ミクを使ったユーザーの作品の中には、ミクの面白さを追求したものばかりではなく、自身の作品(オケ)を聴いてもらいたいためにミクを“釣り”にして使っているのもあるような気がします。決してそれが悪いってわけではありませんが。

こういったブログというは一般の素人にでも手の出せる容易なツールであるが故に、情報源として捉えた場合、勘違いの多い、もしくはされ易い場所とも言えると思うのですが、今回のようなイベントのトーク内容を伝える場合は、伝達ゲームのように曲がって伝え/伝わらない様、慎重に書かなければいけないなと今回思いました(誤報があったらご指摘下さい)。しかも自分は年を取って忘れっぽくなってきているからこういうのは覚えているうちに書かないと(苦笑)。だからといってメモを取りながらトークを聞くというのも、何を楽しみに来ているのか分らなくなってしまって嫌だし。
それと、いくら記憶力が良くても、何でもかんでも筒抜けのように書き連ねるのも反って誤解され易いような気もしてどうなのかなと。空気を読んで言葉を選ばないと。

最後に、この日のイベントで戸田さんから名言が生まれたのでそれをご紹介。

「田中君のiTunesって、ドラえもんのポケットのようだね」

田中さん、これに懲りずに面白そうなイベントをまた企画して下さい。


戸田さんから、発売されたばかりのリアル・フィッシュの「遊星箱」にサインをいただいてきました。



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この日って、取材も入っていたんですね。

この日は、電子楽器を導入した日本の歌謡ポップスや特撮/アニメソングの歴史を作品の音源をかけながら振り返るといった内容でした。自分はもう今更その辺は興味は無かったのですが、戸田誠司がゲストなので、戸田氏自身の手掛けた作品の制作エピソードが聞けるかもしれないという期待と、Perfumeの魅力を語るコーナーがあるので、最近Perfumeにハマった自分としては、電子音楽のルーツを深く知る主催者の田中氏がどういう切り口でPerfumeを語ってくれるのかに興味があったため、この日も足を運んでみました。とりあえず出かける前に家でPerfumeと戸田誠司をDVDで予習して(笑)。

戸田誠司ワークスをザーッと振り返るコーナーでは、アニメ「Gu-Guガンモ」のテーマソングのレコーディングに使用していたMC-4(シーケンサー)は打ち込んだデータの保存が出来なく(多分容易には出来なかったって事だと思う)、中原信雄にコンセントを抜かれてデータが全部飛んでしまい、急遽ミュージシャンを連れてきて生演奏で対応したというエピソードに、電子楽器の時代を感じさせられました。他にも、中原香織のレコーディングの時には、細野さんがベースパートの打ち込みのステップの数字を微妙にズラしたりジャストに戻したりを繰り返してこだわりをみせていた話や、「細野晴臣作曲/編曲誰々」のパターンは、時間がなくて他のミュージシャンに続きを任せちゃうケースが多かったこと、坂本龍一の場合は、任せたとしても、最後には必ずスタジオに戻ってきてチェックはしていたという話、戸川純作詞/矢野顕子作曲の曲(誰のために書いた曲か忘れてしまいました)を、ディレクターに「ZTT風にアレンジして欲しい」と注文をされたのでそうしたら、矢野さんに「あのアレンジ嫌い」と言われてしまったことなど、面白いエピソード話が沢山聞けました。

Perfumeの魅力について語るコーナーでは、急遽飛び入りゲストとして、「スウィートドーナッツ」リリースの頃から東京で行われるライヴは全てを観に行っているというPerfumeのコアなファンの方(すいません、名前忘れました)が加わり、コアファンの観点からの意見も取り入れたトークが展開されました(この間、戸田氏は一旦楽屋へ)。

トークの内容はというと、

Perfume人気に火が点いた大きな要因の一つにニコニコ動画があって、一般ユーザーがPerfumeを素材にマッシュアップMADした作品をアップすることで盛り上がり、そこに貼られているアマゾンのリンクからCDを購入をする人も増え、売り上げに貢献した事実もあるということ。

一部で熱狂的なファンがいるのは解っていたものの、事務所側はどう売っていけばいいのかが判らなくて、アルバムが出た時点で解散する話も一度は出ていたんだとか。

ライヴ会場の雰囲気はどうなのかというと、客層が様々だから昔は混沌としていたものの、ライヴDVDが出たのが転機となって現在はまとまりつつあるということ。DVDが応援の仕方のガイド的な役割を果たしたのではないのかとの見解も。

一通り聴いてみるとプロデューサーの中田氏に小室哲哉の影響が見え隠れする。最初は好きだったんだろうけれど恥ずかしくなってピチカート系やクラブ系に移行したのでは?との指摘も。

正直、よそでも聞ける様な、期待していた程の内容ではありませんでしたが、それでも自分にとってはPerfumeを知って日が浅いから、いろいろと分ってそれなりには楽しめました。もし解散危機を乗り越えられなかったら、「ポリリズム」は存在しなかったかもしれないってわけですものね。でも例えば、テクノポップ好きにとってPerfumeはサウンドのどんな所に魅力を感じてしまうのだろうかとか、電子音楽史の知識を活かした他では聞けない違った視点のトークがもっと欲しかったなぁ。

続きはまた次のエントリーで書きます。
前回催された「音で聴く『電子音楽 in JAPAN』」で紹介しきれなかった音源を素に再構成されたイベント「POP2*0ナイト」に前回と同じお台場にあるTOKYO CULTURE CULTURE(Zepp Tokyoの2F)まで聴きに行ってきました。

この日は前回語れなかった黎明期のロック界における電子サウンドの実験を軸にした内容なのですが、その辺の詳しいレポートは他のブロガーの方にお任せして(書かれる方がいるかは分りませんが)、自分は一番たのしみにしていたトニー・マンスフィールドのコーナーだけふれたいと思います。

theproducer.jpgトニー・マンスフィールドはかつてNEW MUSIKというバンドで活動していたUKのアーティストです。3rdアルバム「WARP」は自分が無人島に持っていきたい一枚にTORTOISEの「TNT」とどちらがいいか悩むくらい大好きなアルバムです。その「WARP」がまだ入手困難だった頃、こんな素晴らしいアルバム知られていないのは勿体ないと多くの友人、知人に布教活動した程です。その甲斐あってかバンドで2組カヴァーするくらい(内一組は自分も共演)ほとんどの友人、知人がこのアルバムを気に入りました。…って、トニーの話ではなく自分の想い入れ話になってしまいました。失礼。といってもトニーのことを詳しく説明しているとそれだけで文字数が多くなってしまいそうなのでここでは割愛します。

今回はそのトニーが手掛けたアーティストのプロデュース作品を聴いていくコーナーがありまして、キャプテン・センシブルやB-52'sやネイキッド・アイズなどの、割と入手し易いアーティストのプロデュース作品しか聴いた事がなかった自分にとって、彼の手掛けた他の知らないアーティストのプロデュース作品にはとても興味がありました。

まずは紹介がてらにNEW MUSIKの曲を3曲かけていたのですが、「This World Of Water」はまあ無難として、シングルのB面曲「Guitars」、「From The Village」を選曲するなんて、なんてシブい所を(笑)。そう、NEW MUSIKって、こういうシングルのカップリング曲もなにげによかったりするんです。「All You Need Is Love」のB面曲「Twelfth House」もそう。今回この曲の別アーティスト提供ヴァージョン、カヴァーヴァージョンもかかったのですが、う~ん、さわりしか聴けていないから判らないけれど、トニーの歌声が好きだからなのか、自分はやっぱりNEW MUSIKヴァージョンの方が好きかな。

メドレーのように次々と曲が進んでいくので把握しきれませんでしたが、個人的にはサーチ・パーティーっていうのと、ジョン…なんとか(名前忘れました)が好みでした。

あと、イップ・イップ・コヨーテの「Pioneer Girl」の12インチシングルミックスの狂いっぷりがめちゃくちゃカッコよくてレコードが欲しくなりました。気合い入れて探すか…

a~haの「テイク・オン・ミー」のトニープロデュースヴァージョンも聴けました。ブログで解説していた通り、確かにもの足りなさがありましたね。なんかデモ音源のようなクオリティーっていうか。

デモ音源と言えば、トニーのコーナーの締め括りに、レア音源として彼の手掛けたTV番組のテーマソングと、キャプテン・センシブルの未発表曲のデモ音源がかかったのですが、特に後者がデモとはいえども完成度が高くてとてもいい曲でした。正式にリリースされなかったのが勿体ない。

こうしてトニー・マンスフィールドのプロデュース作品をいろいろ聴いてみて、なんでこんなにも彼のプロデュース作品に興味があるんだろうって考えた時に、それはトニーが好きだからっていうのは当然なのですが、こういった作品の中から聞こえてくるトニーらしさに満足出来るからなんだなぁとふと思いました。要するに、トニーのプロデュースって、アーティストの可能性を引き出すっていうよりは、トニーの才能との“共演”なんだなと。だから自分の好きなキャプテン・センシブルの2ndやB-52'sの「バウシング・オヴ・ザ・サテライツ」なんかも、プロデュースされるアーティストの魅力よりもトニー色の部分に魅力を感じる方がほとんどなのかなって。考えてみれば、キャプテン・センシブルの「Wot」や、ネイキッド・アイズの「Promises, Promises」って、NEW MUSIKの「Hunting」や「Here Come The People」や「Chik Musik」に似てたりしますからね。

それともう一つ、トニーに想い入れが無い人にとっては、今回一連のプロデュース作品を聴かされても今ひとつ引っ掛かるものがなかったのかなって。ゲストコメンテーターだって「リズムがみんな同じに聞こえますね」って、割と冷めてましたからね。まあ今回はトニーによるプロデュースの魅力を掘り探っていくというよりは、トニー・プロデュース作品の珍しいもの紹介っていう意味合いの方が強い選曲でしたから、必ずしも「珍しい曲=すばらしい曲」ってわけではない所で、魅力が伝わりきれないはがゆさもあったとは思います。

最後にどうでもいい話をひとつ。日本では彼のことを「トニマン」の愛称で呼ばれることが多いのですが、なんか「モリマン」みたいで(笑)自分はあまり呼びたくありません。それでなくても昔から語感的にあまり好きではありませんでした。
昨日、渋谷のタワレコに寄ってみたら、リアル・フィッシュの「遊星箱」がすでに店頭に並んでいたので」フライングゲットしてきました。

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ボリュームたっぷりのブックレットには各メンバーのロングインタビューだけでなく、バンドとの交流の深かった鈴木さえ子氏のインタビューもあったり、他にもプロデューサーの立場としてどのような役割を担っていたのかが興味深い鈴木慶一氏のインタビューや、アルバムジャケットをつい見直したくなってしまう、ヴィジュアル面を携わった上原則博氏のインタビュー等、読み応え充分で一気に読んでしまいました。

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というわけで、今月の好きな曲ベスト5は、このリアル・フィッシュでいこうと思います。

yknwkkszkknntt.jpg1. ガムラン・ホッパー
オムニバス盤「陽気な若き水族館員たち」に収録

自分がリアル・フィッシュを知ったきっかけがこれでした。当時、田原俊彦が櫛で髪をとかすしぐさが印象的だったステレオコンポのCMにこの曲が使われていて、不思議な曲だなぁと気になっていたら、坂本龍一がパーソナリティを務めていた曜日のFM番組「サウンドストリート」の放送でちょうどこの曲を紹介していて喜んだ思い出があります。

rlfshfrst.jpg2. トンネル減速
「天国一の大きなバンド」に収録

「シュポポ~」のスキャット(?)がカワイらしい愉快な曲です。

rlfshscnd.jpg3. BIT WALK
「テナン」に収録

アルバムの1曲目なんですけれど、まるで「リアル・フィッシュ・ワールドへようこそ」って誘っているかのような、ワクワクさせる曲です。

rlfshscnd.jpg4. BELLY ROLL
「テナン」に収録

リアル・フィッシュでは比較的少ない渡辺等作曲の名曲です。

rlfshscnd.jpg5. 水がわたしにくれたもの
「テナン」に収録

今回のBOX化によりこの曲のピアノソロヴァージョンが発掘されボーナストラックとして収録されたのですが、聴いてしびれました~。まりさんのピアノって、やっぱいいですわ。

今回のBOX化によりリアル・フィッシュの音楽にふれる機会が増えたのは喜ばしい限りなのですが、少しだけ興味のある方にとっては価格的に手が出しにくいかな?っていうのはありますよね。キリングタイムのCD再発の時のように単品ずつって方法もあったとは思うけれど、それだけ需要が望めるかって話になると、う~んどうなんでしょうかね。
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エトロン・フー・ルルーブランが大好きな自分にとってこの「フェルディナン&ディプロマ」(写真左)は前から気になっていたアルバムでした。「レコメン×ヒップホップ」とオビに記されていたので、割と今時のクラブ寄りなのかなと想像していたのですが、全然そんなことありませんでしたね(笑)。まぁ、これもフロアーに向けての別解釈と受け取ることも出来るのかもしれませんが…いや、出来ないかな(笑)。エトロン・フー・ルルーブランの頃を思わせるフェルディナンのヘンテコベース(&ヴォーカル)が炸裂で、そこにターンテーブルのスクラッチと乾いたドラムが絡む絶妙な(タイミングだけではなく音程や楽器間の距離なども含めた)“間”がなかなか好いです。ジャケットイラストはマンガ家の西島大介によるものです。

もう一枚(写真右)は、リアル・フィッシュのBOXリリースも目前な元メンバー、福原まりの新譜です。
彼女の前作「オクターヴ」は大好きなアルバムでしたので、これも気になっていました。
決して差別や偏見を持っているつもりはないのですが、知性を漂わせる女性の鍵盤奏者って、“優等生”で終わってしまっているのがほとんどに思えてしまうんですね。でも彼女のピアノには、そういうのとは違った、なんか放課後の音楽室から校庭に漏れてくるような音の心地良さがあります(そこに安っぽいという意味はありません)。

CDにはPVも2曲収録されています。その中の1曲です
かぶりものは差し詰め「ウサギ・カフェ・オーケストラ」か?(笑)




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