4-D/D-DAY

ここでは、「4-D/D-DAY」 に関する記事を紹介しています。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
petalscd.jpg


この日は川喜多美子の「Seed Cakes~」シリーズの第4弾CD-R「Seed Cakes Petals」の発売記念ライブということで、そこからが中心の選曲に加え、これまでにリリースされた「Seed Cakes~」シリーズからの曲も数曲演奏されました。その中でも個人的には3月のライブでは演らなかった「Sweet Sultan」が聴けただけでも行った甲斐がありました。サポートメンバーの横川さんが、いつものヴァイオリンやエディットを担当するだけでなく、成田さんのエレアコを拝借して弾く場面なんかもあったりしました。アンコールでは、この日対バンだったまりさんがキーボードに加わり、「Forget me not」「Float a Boat」の2曲が演奏されました。

過去のD-DAYの曲がリメイクされる「Seed Cakes~」シリーズ。今作にはこの日彼女がMCで「D-DAYの要の曲」と言ってた「Citron」が収録されていました。好きな曲だしアレンジも素晴らしくてよかったのですが、個人的には、前作から期待していた「Peaches」が今作にも収録されなかったのがちょっと残念。自分は現在のD-DAYからハマったクチだから昔のD-DAYはCDでしか知らないので分からないのですが、もしかして「Peaches」はなかった事になっている曲だったりするのでしょうか…?

他には、4-Dの「My Neighbor Upstairs」の川喜多美子ヴォーカルヴァージョンも収録されていて、これがまた素晴らしく、4-Dのオリジナルヴァージョンでは、エミ・エレオノーラのヴォイスや平沢進のギターなども顔をのぞかせた、小西健司の不気味な声に導かれアタックの効いたビートが駆け抜けるこの曲が、「Extension Kit : 002」に収録されたヴァージョンでは浮遊感漂うスローテンポな曲に様変わりし、不気味だった小西ヴォイスはかすかに電波を受信している程度に見え隠れし、これが下地となって「~Petals」では川喜多美子の甘いヴォーカルが溶け込み、ロマンティックなポップソングとしてまた更に違う表情を見せています。オリジナルヴァージョンからのこの経過を4-Dファンにもぜひ味わってみてもらいたいですね。なにげに夫婦の歌声が絡んでいたりするのもポイントです。

その他の収録曲にはカヴァーが2曲と、クリスマスが近いという事もあってか「僕には特別なクリスマス」なんかも。そしてなんといっても、自分の大好きなあの曲がお楽しみトラックとして入っている!!(一応お楽しみなトラックなので何の曲かはここでは控えておきます)

美子さんがなにかMCする度に拍手がわき起こるその様子が、自分には大統領の演説もしくは、スネークマンショーのギャグネタを思い出してしまい一人で可笑しかったのですが、そんな温かい拍手の絶えないMCの中、美子さんが以前ラジオかテレビで、松任谷由実のパイオニアとしての素晴らしさの一つは、英語の発音がしっかりしている所にあるという話を聴いたそうで、ためしに美子さんがD-DAYの「MEMORY」を英語風に発音してみたら凄い違和感があったって笑い話をしていたのですが、そういわれてみると、日本で定着した外国語を現地語の様に発音してみると凄い違和感があるのって結構ありますよね。「ジーコ」のことを「ズィーコ」っていうのも今更なんか違和感あるし、平沢進の「ロケット」だって、おもいっきり「ローケットー」って歌っているけれど、あれを英語風に「ラケッ」なんて歌ったら、凄い気持ち悪いもんなぁ(笑)。あれですね、外国語でも日本の日常会話で定着している言葉はもはや日本語だから、日本の発音でいいんですよ、きっと。だって例えば「マイケル(マイコー・笑)」だって、国によっては「ミカエル」だったり「ミヒャエル」だったりするわけだから、それと一緒なんじゃないかと(ちょっと違うかな?)。

この日はなんと、D-DAY作品の購入者のために、ライブ終了後に美子さんからサインと握手のサービスがありました。
以前美子さんに握手をしてもらった時、舞い上がって余計な事を言ってしまったので、今回は余計なことを言わない様にしようと気を付けていたら、今度は逆に「何も言えね~」状態になってしまい(汗)、彼女の掛けてくれる言葉にもちゃんと返事出来なくて、これはこれで失礼な事になってしまいました。いい歳してホント自分が情けなくなってしまいます…
とまあ、自分の事ばかり振り返るといやになってしまうのですが、相手の立場を考えてみると、今回サインと握手会を設けたのだって、ファンを大事にしたいという想いが美子さんにきっとあったからだと思うし、こちらが頭が真っ白になっているってことぐらい、美子さんだったら解ってくれていただろうし、ファンなんだったら彼女はそれくらいの心の広い人なんだってくらい思ってあげないと(あげないと…って言うのも偉そうですが)。
それにしても、いくらD-DAYが好きで距離が近いからと言って、普段気安く声なんて掛けられないわけだから、こういう交流の場を設けてくれるのはファンとしてはありがたいですよね。

ぜひ4-Dのオジサン達もサイン会をしてください(笑)


その4-Dですが、この日のMCでも告知していましたが、来年の1月16日に、浅草の「KURAWOOD」でライブの予定だそうです。
ウェブサイトを見ると、前回に引き続き、次回もアーマッド・コンパオレが参加するみたいですので、前回逃した方はチャンスです。
自分はこの日行けるかどうか微妙…
スポンサーサイト
4d081002.jpg


自転車を飛ばして開場時間の30分後くらいに到着するも、会場の外にはまだ200人くらいの入場待ちで溢れていて、自分が会場に入れたのはそれから更に30分くらい経ってからでした。そんなもんだから、開演は勿論押すことに。(対バンの)Floppy人気、恐るべし。決して4-Dじゃないって所が切ない。

今回の楽しみは何と言っても、マルセイユからやってきたドラマー、アーマッド・コンパオレをゲストに招いてのセッションでした。
仕込んであるバックトラックは別として、おそらく今回のセッションは4-Dの既成曲ではなく、インプロヴィゼーションで演るんだろうと予想していたので、軽快なアンビエントサウンドといった感じの中から4-Dの代表曲「After Dinner Party」のフレーズが顔を出した中にアーマッドが呼び込まれたのには意表をつかれました。
この曲では小西さんはプレジョンベースを肩にかけていたのですが、その姿が自分にはナスノミツルの様にも一瞬見えました。
この曲のヴォーカルを小西さんではなく横川さんが執っていて、一度歌ったサンプルをインドの歌唱風にリアルタイムで変調していたのが面白かったです。

他の曲では、いかにも小西らしいシンベが強烈なハンマービートに、躍動的なアーマッドのドラムが激しくぶつかり、まるで「ZERO SET」を思わせる演奏の様でもありました。そういえば、開場時のBGMで「ZERO SET」が流れていましたね。

また、個人的にはいつも「深海」をイメージさせられる「The Depth」の演奏では、めずらしく打ち込みオケ無しで、横川=ヴァイオリン、小西=ベース、成田=ギターによる生演奏に、一音、一音がやさしく響き流れるアーマッドのパーカッション&ドラムが、草木の生い茂ったどこか広大な地へ誘ってくれるかの様な心地良さを感じさせられました。

やっぱり4-Dに生ドラムは最高ですね。僅かなリハであそこまで合わせてしまうアーマッドもさすがながら、いつも言っている事ですが、改めて4-Dの御三方の引き出しの多さに感心させられてしまいます。三人とも電子音楽回路をそれぞれ持っていながら弦楽器も弾きこなすし、歌も歌える。何でも出来るから偉いって言うのではなく、音楽を表現するために一つの方法に固執しない柔軟な姿勢を持っている所に、4-Dサウンドの可能性の広さを感じさせられます。だからいろんなジャンルの個性の強いアーティスト達とコラボしても、4-Dとしての軸がブレないんでょうね。

アーマッドはここ3ヶ月 日本に滞在し、横川氏に連れられて、東京~関西と、様々な日本人ミュージシャンとのセッション・ライブが展開されるそうです。その中でも個人的に特に注目なのが、外山 明とのセッション(!)なのですが、都合悪くて観に行けない…(泣)。

ahmaduyokogawatour.jpg


あ、それと、アーマッド、写真で見たより、かなりのイケメンでしたよ(笑)。
rekonnektedcd.jpg


かつてのアイアン・ビートを彷彿とさせる攻撃的なものがあれば、アンビエントなものもあったり、引き出しの多い御三方の放つ音に飽きさせませんでした。

そこに個性の強いエミ・エレオノーラが今回ゲストミュージシャンとして登場。エミさんといえば、自分はスティーヴ・エトウなんかもメンバーにいたデミセミ・クエーバーを思い起こさせます(昔、高円寺百景の対バンで見た事があります)。昔、「タモリ倶楽部」で一時期、「空耳アワー」のコーナーがなかった頃、「クイズDEATH」という、デスメタルの演奏で、何の曲かを当てるクイズのコーナーがあったのですが、このときの司会をやっていたのが彼女です…と、いえば、分る方もいますでしょうか。

そんな彼女の強烈な個性に総てを持っていかれそうになるんですけれど、御三方がまたこれに動じない…っていうか、そんな強烈な個性をも吸収してしまう程の間口の広さを持っているからさすがです。そもそも4-Dの御三方それぞれが個性的なんですよね。

うまく機能しているバンドの大半は、「陽」と共に「陰」になる存在が大きいものですが、彼らはいわば皆「陽」の集まり。なのに、互いの個性を殺す事なく活かしてしまうその関係の保ち方が絶妙です。

エミさんのリードする「僕の工場君のコンビニ」では、客席共に会場が盛り上がりました。端から見ると怪しい宗教っぽい雰囲気も漂っていたけれど(笑)。
音楽って、演る側にとってはプロセスが楽しかったりもすると思うんですけれど、この曲は、ファンを招いて公開レコーディングで出来た曲で、いわば、公開レコーディングに立ち会ってもらう事で、プロセスの面白さを共に体感させてくれた様なものです。最近のエレクトロニカなんかで感じるものが割と多いのですが、プロセスを楽しんでいるだけな、最終的な音源となった「結果」からしか判断の出来ないリスナーには魅力を感じない作品がある中、「結果」しか知らない方々にとってこの曲は、どういう印象を受けるのでしょうか?自分も公開レコーディングには立ち会ったので、その辺がちょっと判断出来ません。

ただ、この公開レコーディングを境に、4-Dのライブがオーディエンスとの距離感が縮まった印象も少し受けました。会場の雰囲気や、エミさんのリードが手伝って、たまたまそういう空間が続いただけなのかもしれませんが。

かつての「SHINOBU」名義での「Ceramic Love(下の写真)」は、自分の大好きなNEW MUSIKの「WARP」の影響をも感じさせる、ビートの効いたアレンジが大好きなのですが、今回披露された、ダウンテンポで浮遊感漂うアレンジもすごく良かったです。あの「セラミック・ラブ♪」で花びらが舞う映像がシンクロした所なんか気持ちいいのなんのって。

shnbndthrs.jpg

映像の素材って、音の素材よりも、手間がかかる割には、使い回すと安っぽくなってしまいがちで、スイッチングが難しいと思うんですけれど、こうやって、ここぞという所で見せてくれる箇所を用意してくれると、あとで同じネタを使い回しても、それが一度受けたイメージの断片としてフラッシュバックされるので、安っぽく感じさせません。

それにしても、成田忍のギターって、打ち込みオケの乗りがいいですよね。打ち込みをたしなむギタリストの中でもこれだけ気持ち良く響かせることの出来るアーティストってそういないと思います。ギターが目立ってオケが死んじゃうか、ギターがオケに埋もれてしまうかに陥りがちで。

昔からのファンにとって嬉しい曲がこの日はもう1曲、「ひろせ」を演ってくれました。小西氏が途中で点呼をとるんですけれど、自分の名字が呼ばれた時は、自分の事では無いにしてもちょっとドキッとしました。当時の頃からこの曲ではああいう風に点呼をとっていたのでしょうか?

今回のライブは新譜発売記念ライブなわけですが、自分はライブ会場購入限定特典のため、ここで購入しました。ただ限定特典は別の購入方法でも違う種類のがあって、全部で4種類あるんです。要は、4箇所で同じCDを買い求めれば、違う特典が総て手に入るというわけです。でもこれってどうなんでしょう。1つのアーティストに興味を持てば、もっとそのアーティストの作品を観たい、聴きたいと思うのがファンの心理だと思うのですが、その弱みをつけ込んだ、どこそこの「~商法」みたいで、ファンのことを考えてくれていない様な気がするんですけれど。もしそのつもりではないとするならば、どういうつもりなのでしょうか?4-Dのファン同士で各々の特典を交換し合って、交遊を深めて欲しいということなのでしょうか?それとも、これからの活動のためにも、出来れば1人4枚購入して、売り上げに協力して欲しいということなのでしょうか?それとも、コンプリート出来るものならしてみなさいという、ファンに対しての挑発なのでしょうか?

あ、そういえば、平沢進が観に来ていましたね。はたして今回のライブを観て「私もライブが演りたくなってきた」と思わせることが出来たでしょうか?(笑)荒木氏もその隣りにいましたね。
seedcakesretrocd.jpg


先月ケーブルテレビで GO!GO!7188のシークレットライブが放送されていたので観ていたのですが、会場が今回の「晴れたら空に豆まいて」だったんですね。TV越しで見たからなんでしょうけれど、その時随分と広くみえたので、そんな会場で4-D/D-DAYなんか演っちゃって、失礼ながらもスカスカにならないだろうかと余計な心配していましたが、実際はそんなに広くもありませんでした(笑)。温もり感のある割とこじんまりとした小屋でした。

もうD-DAYに関しては、川喜多さんの歌が生で聴けるということで今回は満足でした。

横川ヴァイオリンもよかったですね。CDで「FLOA A BOAT」のライヴヴァージョンを聴いた時から、フワフワしたオケと共に浮かぶ彼のヴァイオリンがすごく気持ち良かったので、期待していた通りでした。

ライブ会場で今回発売されたNEW CDの中から披露された「Yacht Harbour」ニューヴァージョンのイントロの、まるで色褪せた記憶の中から鳴り響いてくるかの様なピアノの音色(ねいろ)がいいですね。それがまるでD-DAYワールドに導いてくれているかの様です。オリジナルヴァージョンの方のイントロを聴くと、自分、ヒカシューの「モデル」を思い出してしまうもので…(笑)。いや、でも元々好きな曲ですよ。

ああ…でも…すごく残念だったのが、「MEMORY」で成田氏のギターが途中で出なくなった事ですね…。
CDでこの曲を聴いた事がある人なら頷いてもらえると思うのですが、この曲はリズムを刻むギターがまたたまらないんですよ(しみじみ)。
なんかすごくもったいなかったなぁ…。

それと、自分は日本で一番好きな男声の歌声って横川理彦(の、変な声で歌ってない方)なんですけれど、ラストナンバーの「NIGHT SHIFT」で絡む彼のヴォーカルは、もうちょっとエフェクターで濁した方が、川喜多ヴォーカルがもっと引立ったのになぁとは思いました。あれがデュエットという意図だったのであれば、あれで良かったのかもしれませんが。一緒に来た友人があれを見て「globeのマーク・パンサーみたい」って言っていて笑いました。そうか!あの曲は「globe」を意識していたんだ!(違う違う) と、するならば、さしずめ成田忍は小室哲哉か(笑)。

あと欲を言えば、「SWEET SULTAN」も聴きたかったなぁ。この日会場に向かう途中から、友人との会話の中で同意する度に、川喜多口調で「そうだね。」ってふざけて言い合っていて、D-DAYモード全開だったんですよ(笑)。

とにかく、今回初体験してみて、もっともっとD-DAYのライブが観たくなりました。現在(いま)のD-DAYは、決して昔からのファンのためだけのもではなくて、自分の様な新しいファンの心を掴むくらいの魅力のある現在進行形のユニットなんだから、これからもライブ活動をぜひ続けて欲しいものです。

4-D mode 1の方の話は、また次回。
本当は事前に4-D mode 1のニューアルバムを購入し、予習をしてから明日のライブに行った方がより楽しめると思ったのですが、「ライブ会場購入特典」に釣られてガマンする事にしました。

新譜と共に楽しみな4-Dではありますが、今回はもう‥去年の暮れにハマってから毎日聴いている(旅行先でも聴いてた位)D-DAYの方が実は楽しみで。川喜多美子様の生歌が初体験出来るのかと思うと嬉しくて。彼女のブログに記されていた、先月大阪で行われたライブのセットリストなんか見ちゃったら、イメージは膨らんでしまうし。成田さんのアコギ(エレアコ?)を爪弾く姿なんかも観れるのかな?とか、もし「MEMORY」なんて演ってくれたら、感極まって涙が出てしまうかも…とか(笑)。

その「MEMORY」で思い出したので話がおもいっきり脱線しますが、以前紹介した本の番組内で紹介していたのがきっかけで自分も見始めた「コードギアス~反逆のルルーシュ」というアニメがあるのですが(ケーブルテレビで放送中)、その話の中で(以下ネタバレ)、主人公に好意を寄せている女の子がいて、ある日やむおえない理由で主人公がその女の子の記憶を消してしまうんですね。それ以降、何事も無かったかの様に2人はすれ違いの日々を過ごしていくんです。そこがとても切なくて(まだ見ている途中なので、この2人の関係が今後どうなるのかは知りませんが)。「人と人の繋がりって、記憶(MEMORY)なんだなぁ」て思いながら、それでまた「MEMORY」を聴き始めたりして(笑)

話を戻して、とにかく、今回のライブを逃すと、今後いつD-DAYのライブが体験出来るか分らないので、4-D好きで今回行こうかどうか迷っている友人達には宣伝しておきました。

明日行かれる方は、みなさん一緒に楽しいひと時を過ごしましょう。
歴代P-MODELドラマーの中で一番好きな荒木康弘。なくせに一度も生で体感した事が無かった自分。

そんなわけで、この日をとても楽しみにしていた横川+荒木デュオ。

客席には成田、岩下の4-D仲間や、ライオン・メリイなどの顔ぶれも。

荒木氏はスーツ姿で登場。勤務先からそのまま会場に駆けつけたかの様相。

横川氏はエレキヴァイオリンとサイレントギターを交互に操り、それらをヴォーカルマイクと共に自身のPCに取り込みリアルタイムで変調していく。「いろんな音が出るんだよね、これが」(横川)

幻覚的に音の表情を変えていく横川ヴァイオリンに、一音一音確かめるかの様に叩き始める荒木のドラムが絡む。

ヴォーカルマイクをバスドラムの上に載せ、そこから拾う荒木のドラミングを横川PCがリアルタイムに操り、トリップ感漂うリズムの音波が会場を包む。

幻覚的な音の渦に、聞き覚えのあるフレーズが横川ギターから輪郭の様に姿を現す「五月のブギウギ」。

終始満足気な表情の荒木氏。

でもまだ演れそうな雰囲気もあっただけに、より躍進して行きそうだった荒木ドラムをもっと聴いていたかった。

とりあえず、生で荒木ドラムを体験出来た事に満足。
いやぁ~オーディエンスの数がハンパじゃなかった。
いままで自分が初台DOORSに観に行った中では一番多い集客人数だった。
ゴスロリなお嬢様達が沢山いて、ちょっとしたカルチャーショックを受けました。
MCで言っていたけれど、FLOPPYのヴォーカルの小林写楽がゴスロリ系の写真集かなんかでモデルをやっているらしいですね。
FLOPPY人気おそるべし。決して4-Dではないという…(苦笑)

ゴスロリといえば、一緒に観に来ていたお姉様達に「~ちゃんゴスロリ似合うんじゃないの?」って言ったら、「いやぁ、あたし達ももうン年若ければ意外にハマっていたかもって話してたんだよ」って返事が返ってきました。

ライヴレポートの方は、今回 Hz(ヘルツ)のスタッフも務めた紀伊さんにお任せします。
4d1222.jpg


去年の12月22日に、学芸大学駅そばのギャラリー「tray」にて、4-D+福岡ユタカのライヴを観てきました。

クリスマス時期という事もあって、会場には、4-Dやメンバーのロゴ(バッジ?)が装飾されたミニチュアのクリスマスツリーが飾られていました。

まずは、横川+YEN CHANGのデュオ(映像 岩下)で始まりました。
横川氏はパーカーのギターを手にし、その音をPCに取り込んでコントロールしていました。いかにもなギタリストくさい弾き方をするのではなく、かといってギターの気持ちいい音の出し方は知っているとてもセンスのいい音を奏でていました。E-BOWも使っていましたね。個人的にも横川氏のエレキギターはこれからももっと聴きたいです。
YEN CHANGの方は、自身の縦横無尽なヴォーカルにカオスパッドを通してリアルタイムにコントロールしていました。
この2人の音が絶妙に絡み、不思議な音空間を醸し出していました。

休憩を挟んで続いては成田忍+小西健司のデュオ(映像 岩下)が行われました。
成田氏の方はギターやキーボードをコントロールした通常のスタイルだったのですが、小西氏の方は今回PCや楽器らしい楽器を用いず、お酒のボトルや、コップや、何本かのピアノ線位の棒の様なものがテーブル上に用意され、テーブルの各箇所にセンサーだかピックアップマイクだかが仕込んであって、それらが何台ものハーフラックサイズのマルチエフェクターの様なものに繋がっていて、なんか怪しいマジックショウでも始まるかの様でした(笑)。格好もカムフラのツナギと白の編み上げブーツで怪しかったし。冒頭にあの関西訛りで「こんばんは、シノブとケンジです。」とおっしゃっていました。小西さんの関西訛りって、せわしいんじゃなくてほんわかしていてなんかなごみますよね。一瞬、森毅想像しちゃいました(笑)。
しかしPCやシンセを用いなくともそれだけで表現豊かな音を奏でられるんですからさすがですね。

アンコールは全員出てきてみんなでセッション。成田氏がセッティングしている隣でYEN CHANGが「それいーねぇ」なんて話しかけていて、「テレビショッピングじゃないんだから」てつっこまれていました。確か成田氏とは10年振り位にお会いしたとか言っていました。
アンコールセッションが絶頂に達した頃にYEN CHANGがハンドクラップを始め、やがて4-Dのメンバーもそのハンドクラップに乗り、そしてオーディエンスにもそれが伝わり、最後は会場全体でハンドクラップの大セッションとなりそのまま終演を迎えました。

翌日のライヴの方は、自分は友人のライヴの方を観に行ったため行きませんでした。

この日も会場で4-Dの新しいCD-Rが発売されていました(上の写真がそれです)。前回の上野洋子ゲストのライブの音源からピックアップされたものでした。
一緒に、中野テルヲがミックスしたShampoo「3rd」も発売されていましたが、自分はそれは買い逃してしまいました。

そういえば2月10日(土)に初台 THE DOORSで4-D mode 1のライヴが行われますね。対バンは Hz(ヘルツ)とFLOPPY。
Hzはご存知の方もいらっしゃると思いますが、かつて平沢進ソロのサポートや「ウゴウゴルーガ」の一部CGを担当した事でも知られる、秋元きつねのユニットです(下の写真はそのHzの昔のCD)。

hzcd.jpg

FLOPPYは詳しく知らないのですが、以前4-Dの対バンで観た時はものすごい数のオーディエンス(ほとんどが女性)で、音楽に合わせてみんなパラパラみたいな振り付けをしていて、不思議な空間を漂わせていました。本人達はヴィジュアル系の様な出で立ちでした。音はキャッチーなテクノポップ…だった様な。

これは今回は予約必至…かも
4dsprksjpg.jpg


このブログにコメントをいただいた方からの後押しを受けた事もあって、思い切って10月20日に、4-D mode 1(@ 初台DOORS)→スパークス(@渋谷O-EAST)のハシゴを決行してきました。結論を言うと、して良かった。両方とも最高でした。

まずは4-Dを観に初台へ。

4-Dのフロントアクトに出演のアーティストは毎回アートパフォーマンス的ですが、今回の坂本宰+スズエリは、暗い会場の中を坂本がランタンの灯を灯しながら練り歩き、やがてステージに掛かる真っ白な幕に自身の影を投影し、吊るしたランタンを回したり揺らす事で、影が伸びたり、縮んだり、揺れたり、表情豊かに幕に染まり、まるでキャンバスに絵を描いているかの様でした。そこにスズエリのこれまたミニマムな(ミニマルじゃないよ)音が響き絡まり、心地良い空間が漂っていました。

続いて上野洋子の登場。横川理彦のヴァイオリンのサポートを受けながらの歌の披露。

そのまま引き継いで4-Dへ。上野さんは一旦退きます。

前回のライヴでは淡々かつ混沌とした印象を受けましたが、今回はエネルギーに満ちあふれた、躍動的な印象を受けました。こう毎回違った印象を与えてくれるから、4-Dのライヴはやめられない。

途中から、再び上野さん登場。ヴォイスでの共演で2曲披露されました。オケの笛の音(ね)が上野洋子っぽかったので、彼女の曲を4-Dがアレンジしたのか、彼女をイメージして4-Dが用意したのか、上野さんの曲を知らないので、その辺はちょっと判りませんでした。MCで上野さんが、成田氏とは20年振り、小西氏とは10年振り位だとおっしゃっていました。みなさん、歴史を感じますね。いや、いい意味で。

アンコールでは、横川氏によるヴァイオリンの先導でオーディエンス含めみんなから小西氏へのバースデーソングの合唱がありました。小西氏上機嫌。

それにしても、現在(いま)の4-Dって、ホン………ットにいいですね。
平沢ゲストの時より観客が少なかったのがもったいなく思えました。

アンコールが終了した後、自分は急いで愛車(笑)のストライダにまたがり、一路、渋谷のO-EASTへ向かいました。

話が長くなってしまいましたので、続きのスパークスは、また次のエントリーで。

写真右の4-DのCDは、ドクターウツノミア監修による先日の大阪でのライヴ音源と、横川、成田による4-D Elementsのライヴ映像、そしてロゴデータも入っているCDエクストラで、ライヴ会場で販売されていました。
自分は23日の成田+横川の方は仕事で間に合わなくて観に行けなかったのですが、
24日の天津+岩下+横川の方は観てきました。
ダラダラと音と映のタレ流し状態で進んでいくのではなく、いくつかのピースというかテーマの様なものが用意されていて、それらを長過ぎず、短過ぎずのタイムの中で操っていたので、それぞれがスーッと入ってスーッと抜けて行く様にトリップを感じる事が出来、飽きさせませんでした。
場所が学芸大学駅そばの「tray」というギャラリースペースで行われたのですが、時折通り過ぎる電車の、音と光の反射が僅かながらにギャラリーに漏れてくるのがまたなんともいい感じでした。人にとってはそれが作品に浸っている最中に現実に引き戻されてしまうと思われるかもしれませんが、作品→空間→作品と、それぞれのフォーカスに合わせながらその場に浸れるという見方も出来ると思います。

学芸大学駅は自分が普段自転車で職場に向かう途中に通る所で、家からも自転車で15分位なので、一度家に戻りストライダに乗り換えて行きました。最近余り乗っていなかったので。
去る7月1日、4-D mode1を観に行ってきました。
この日世間ではバーゲン初日のため、新宿駅周辺はかなり込んでいました。昔みたいに気力ないし、荷物になるので自分はバーゲンはスルーしましたが。
とりあえず一通りCD屋を覗いてから初台まで徒歩で向かいました。

4dticket.jpg今回ライヴはスペシャルゲストが平沢進という事もあり、こちらもかなりの込み様でした。

バックスクリーンに浮かぶ“4-D”のロゴを成田氏のご子息が追いかけてパワースイッチ部分を押しライヴがスタートするという演出で始まりました。

様々な音のエレメントが飛び交い、3人が絶妙なタイミングと巧みなセンスでコントロールしていく。ここ最近の4-Dのライヴの中でも今回は淡々かつ混沌とした印象を受けました。

冒頭で「AFTER DINNER PARTY」のリフが現れたり、「A STYLE OF BUILDING」から「旅の人」を演ったりもしていました。

平沢氏は途中から登場し1曲演奏。彼もノートPCの操作で、アンビエント系の曲を演っていました。アンビエントと言っても色々あるのですが……自分の想像力が貧しくて恥ずかしいのですが、深海や高波を個人的にイメージさせる曲でした。曲中この音のセンスは平沢のモノだと思わせる、彼らしさも感じ取れました。
アンコールでもう1曲平沢氏は登場し、こちらはP-MODELの「HEAVEN2000」が演奏されました。

それにしてもやっぱり成田忍のギターはカッコイイですね。時にはザクザクと切り刻み、時にはノイジー、時にはジャジーにもなったりして縦横無尽に曲に絡んでいました。ニューウェーヴ好きにはたまらないギターです。「HEAVEN2000」に絡むギターなんかはウルトラ・ヴォックスの頃のミッジ・ユーロ辺りを彷彿とさせました。

アンコール終了後客がなかなか帰らない中、小西氏が出てきて
「帰れ!とは言わないが…全曲消化です。もう曲が有りません。後ろで売っているポストカードも、買いたまえ。以上、解散!」
と言ったのには笑わせてもらいました(これは平沢のライヴでのMCのマネです)。
昨日深夜(今日早朝)、4-D mode1の先日の初台でのライヴの模様がテレビ東京で放送されました。

自分が普段ここでよく4-Dの話をしているので、どういうものなのか気になる方のためにも、ここでその放送予定をお知らせしようかとも思っていたのですが、おそらくちょっとだけしか放送されないだろうと思ったので、やめました。

そしたら案の定。地方の小屋でこんなライヴがありましたよ的な内容で、ホントにちょっとだけしか映っていませんでした(泣)。

まあ、1曲まるまるはまず放送されないだろうとは思っていましたし、地上波で時間を割いただけでもたいしたものなのかもしれませんけれど、メンバーのインタビューや、もう少しこのユニットについての詳しい説明があってもよかったんじゃないかと思いました。あれじゃ知らない人が見たら「ふーん」位にしか印象に残らなかったんじゃないかな。「ポストYMOとして脚光を浴び~」なんて説明があったけれど、そうだったか?まあ、メンバー3人個性的な所はあるけれど。

せめてアルバムの告知くらいしてくれたってよかったのに。

自分はこの初台でのライヴは観に行ってなかったので、それだけに残念でした。

7月に行われる初台のライヴには行かないと。
本日ショップMECANOにて4-Dの過去の作品集CD「Die Rekonstruktion」を購入してきました。

4DCD.jpg


MECANOでは既に先行販売をしていたのですが、時間が取れず自分は通常の発売日にあたる本日の購入になってしまいました。

いやぁ~待ち遠しかったー。

幻の「蟹道楽」が聴けて嬉しいです。インダストリアルな雰囲気を漂わせていてカッコいいです。
「蟹道楽」とのカップリングだった「Prepetual Motion II」は、至福団(小西+北田)の「致富譚」を思い起こさせるレゾナンスの掛かったシンベの激しいサウンドでこちらもカッコイイです。

「Kiss a Day Goodbye」は自分は以前に聴いた事があるのですが、ジャパンの「錻力の太鼓」の様なプロフェット5系のシンセの使い方をしていると思っていましたが、解説を読むと実際使っているのはMono-PolyとPoly6との事。Poly6はプロフェットっぽいニュアンスの音が出せるという事で当時重宝されていましたよね。

「Life Plan」は自分はこれで初めて聴いたのですが、お囃子の様なシンセ・リードとドラム・パターンから関西の女性デュオを思い出してしまいました。彼女達はこの曲を知らないとは思うのですが。

「H-FUNK II」も自分は初聴きなのですが、4-D極上のエレクトロ・ファンクでこれまたカッコイイ!!3人の声の掛け合いや、途中で入るパーカッシヴなシンセ音やメタルパーカッションがしびれます。

付属のブックレットは、4-Dのこれまでの軌跡、メンバーのインタビューが当時の音楽的背景と共に注釈付きで文字が細かいながらもびっしり盛り込まれているので、読み応えがあります。当時配布されていたソノシートやアルバムのジャケットの写真もあって豪華です。

尚、今ならショップMECANOで購入すると、バックアップディスクが付いてきます。車で聴く用にするのも良し、友達に貸す用にするのも良しでお得です。
先日、渋谷の青い部屋にて行われた4-D mode 1のライヴを観に行ってきたのですが、そこで、過去の4-Dの音源がリマスタリングでCD化されるとの告知がありました。mode1としての唯一のアルバム「ア・スタイル・オヴ・ビルディング」が収録されるだけではなく、なんとソノシートでリリースされていた音源までも収録されるとの事です。

4-Dはmode 0~2まで存在していまして、横川、成田がメンバーにいるのはmode 1なのですが、先程発表されたCDショップのウェブサイトのソングリストを見ますと、今回mode 0~2すべて収録されているので、もう感激ものです。長生きしていてよかった(笑)。

自分はmode 0の、幻と言われた「蟹道楽」を聴いた事が無いので、それが今回聴けるのかと思うと待ち遠しくてなりません。

また自分はmode 2では「春嵐」しか聴いた事が無く、それ以外の曲も今回聴けるのでとても楽しみです。「春嵐」は女性ヴォーカルで、和風で、mode 1とはまた違った趣きがあってなかなかいいですよ。

これで彼らの代表曲「アフター・ディナー・パーティー」がより多くの人の耳に届く事にもなりますね。

まあ、どちらにせよ、日本の最重要バンドとは言わなくても、80年代の関西ニューウェイヴシーンにもこんな実験工房的な面白いバンドがかつて存在していたという事実が今回改めて明らかになるわけでして、嬉しい限りです。

発売は4月30日の予定です。
去年2004年は、あまり多くのライヴを観に行ってはいませんが、KRAFTWERKと、Human Audio Sponge(元YMO)の、2大大御所グループはとりあえず観に行きました。
現在の彼らの音はどうであれ、彼らがステージに立つのであれば、それが観れるだけで満足かなぁと。
実際音の方もそんなに悪くはありませんでしたが、昔の様な感激はありませんでした。そつなくこなしている演奏と言った所でしょうか。
KRAFTWERKに関しては、大きなスクリーンに映し出されたランス・アームストロング等、現役サイクリスト達の映像(PVと同じやつ)をバックに演奏された「ツール・ド・フランス2003」には感激しましたけど。

4-Dと言うバンドをご存知でしょうか?
小西健司(key,vo,pc,etc.)が中心の80年代から活動している関西出身のテクノバンドなのですが、この度、黄金期のメンバーだった成田忍(g,vo,key,etc.)、横川理彦(vln,vo,pc,etc.)が約20年振りに戻ってきて、去年の9月と12月にライヴを演りました。
約20年振りと言うくらいだから、メンバーはそれなりに歳を取っているわけなんですね。
ミュージシャンも歳を取ると大抵、出るモノも出尽くしちゃって、妙に落ち着いてきちゃうものなので、今回あまり音には期待していなかったんですよ。
ライヴ前に小西氏がwebで「お互い手の内は当日まで明かさない」と言っていたので、インプロヴィゼーションでダラダラと、垂れ流しの様になるのかなぁ~と予想していました。とにかく今回は黄金期の3人がステージ上で揃うのが見れるだけで満足と思っていました。
前述の彼等の様に。
実際フタを開けてみたらそんな事はありませんでした。とてもパワフルでカッコいいライヴでした。いかにも小西っぽいセンスのいいオケ、成田の切れのいいギターのカッティング、横川のエフェクトのかかった歪んだヴォーカル。そして熟年達だからなし得る事の出来る気持ちいいツボの押さえ方を知っている音の絡み、間の読み方。いいモノ観させてもらいました。自分にとって去年のベスト・ライヴになりました。
テクノロジーを使っているバンドだと、どうしてもそれが新しい音なのかどうかって所に行きがちです。
今回の4-D、決して新しい音を奏でていたわけではないけど、だからと言って新しければなんでもいいってもんじゃないし、決して今更みたいな古くさい音でもなかった。要はその音が気持ちいいのか、カッコいいのかと言う所だと思います。

この勢いで是非この3人でアルバムをレコーディングして欲しいです。

余談ですが、田中雄二著書の「電子音楽 in the [lost] world」に“sinobu”(成田忍)のソノシートの事が載っていて、そこに記してあったのですが、B面の“Ken Asama”って、小西健司+北田昌宏+横川理彦の変名ユニットだったんですね。それを知ってからあの“Earth”を聴くと、なるほどらしいなぁ~なんて思ったりします。自分の耳も結構いいかげんなのかも。
ついでに言うと、この「Ceramic Love」のソノシート・ヴァージョン、「NEW MUSIK」の「Warp」風なアレンジで結構好きです。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。